小学校3年の時、山梨県の身延に近い大河内村から 東京都北多摩郡東村山町久米川に引越してきた。当時の我が家の周りは、国木田独歩の「武蔵野」を思わせる雑木林に囲まれており、山こそ見えないが自然環境は山梨とは変らなかった。小学生・中学時代はそれほど山に関心はなかったが、国立にある高校に入学すると校庭からは奥多摩の山々が望め、部活に山岳部があったことや、当時、登山ブームとなっていたことから自然と山梨県に住んでいた時のことが蘇ってきたことは言うまでもない。ちょうどそのころ、中学時代の恩師が教え子を誘って奥多摩の川苔山に連れて行ってくれた。その時の登山の爽快感が忘れられず、今日に繋がっていると言っても過言ではない。しかしながら、高校時代は学費を稼ぐためにアルバイトに明け暮れていたので登山する機会は数回に過ぎなかったが、ここが原点なのかも知れない。
★高尾山1
昭和26年10月?日
関東山地の南東端にある高尾山は、東京都の西部、八王子市にある標高599メートルの低山ですが、暖温帯の上限に当たり、変化に富んだ森林が守られてきたためであり、樹齢数百年にも及ぶブナの原生林を初め、確認できる植物の数は、なんと約1321種類。東京全域の自生植物のうちの55%もの種類がこの小さな山に集中しているというのです。驚き!
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訂正: 田口えんちゃん⇒細渕えんちゃん |
★高尾山2
昭和36年10月22日
★高尾山3
昭和47年1月2日
★高尾山4
平成12年8月16日
★窓開けて山は涼しきケーブルカー ★山涼し灯篭続く杉並木 ★緑陰の参道を行く親子かな ★炎昼や読経始まる山の寺 ★山清水群る人の顔赤し ★蝉を聞き木陰楽しむ老夫婦 ★登山してむすびの美味き木陰かな ★夏惜しみ老若男女登山せり ★縄張りや鶯鳴いて自己主張 ★涼風や思い出の山懐かしき
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★高尾山5
平成18年3月4日
★老人も元気になりぬ春の山 ★小春日の急勾配やケーブルカー ★参道の女賑やか弥生来る ★杉苗の奉納数多春の寺 ★山に鳴り響く太鼓や春の寺 ★山の気をもてなす春の高尾山 ★春山で聞く心地よき読経かな ★満面の笑顔賑わう春の山 ★春明けて人の繰り出すハイキング ★春山で思わぬ人に出会いけり
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★景信山〜陣馬山1
昭和33年8月24日
小仏峠 景信山 |
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景信山からの眺望 |
八王子から見た陣馬山 |
陣馬山山頂 |
★景信山〜陣馬山2
昭和42年11月26日
★川苔山1
川苔山または川乗山(かわのりやま)は、東京都西多摩郡奥多摩町にある標高1363.3mの山。奥多摩山域の中では四季を通じて比較的登山者が多い山。奥多摩町役場から北におよそ5kmのところにあり、埼玉県との県境にも近い。この山は比較的山奥まで沢が流れている。そのためか、山奥まで造林用の林道や小屋の礎があり、山頂付近には以前茶屋もあった。また、獅子口小屋跡の湧き水は、東京都の湧水57選に選ばれた名水である。
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★御岳山〜大岳山〜御前山1
昭和34年3月22日
★御岳山2
平成7年6月29日
★梅雨曇ケーブルカー見せる下界かな
★梅雨山の冷気に触れて肩つぼむ
★若葉道遠足の子のはしゃぎ声
★鶯の長鳴きに妻応えぬ
★蜂飛んで盛りなる山ツツジかな
★梅雨空に宿坊の屋根湿りがち
★山畑に馬鈴薯咲けり神の山
★アジサイや登拝者傘を傘を杖とする
★石畳青梅積んで単車行く
★梅天に見晴らしのなき展望台
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★御岳山3
平成17年11月18日
★柿花火畑に農婦一人かな
★秋深み色鮮やかや山の里
★紅葉して静まりかえる里の山
★巡り来て紅葉日和の御岳山
★秋深む御岳神社へ人数多
★山神に感謝ばかりや秋暮れぬ
★透きとおる空の青さや山装う
★見て詠んで紅葉楽しむ夫婦かな
★紅葉や神代欅一千年
★妻の手に紅葉一枚見ていたり
★御岳山4
平成19年3月10日
★満開の梅見えし車窓かな
★どの顔も笑みの荒れる花見客
★続々と花見客下車田舎駅
★梅咲くや混み合う電車懐かしき
★山間の春を求めてハイカー来る
★蝋梅の香りを探る老夫婦
★孤高なる神代欅芽吹きかな
★春光や社の赤目立ちけり
★春山の木立の冷気心地よき
★山頂の景朧かな春霞
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