神奈川県2

★日本列島横断山行に関わる(御殿場〜乙女峠〜金時山〜塔の峰〜早川港)山行は除外しています。

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                    山岳信仰について

  日本の古神道においても、水源・狩猟の場・鉱山森林などのから得られる恵み、雄大な容姿や火山などのに対する畏怖・畏敬の念から、や森を抱く山は、神奈備(かんなび)という神が鎮座する山とされ、御霊が宿る、あるいは降臨する(神降ろし)場所と信じられ、時として磐座(いわくら)・磐境(いわさか)という常世(とこよ・神の国や神域)と現世(うつしよ)の端境として、祭祀が行われてきた。また、死者祖霊)が山に帰る「山上他界」という考えもある(この他は海上他界、地中他界など)。これらの伝統は神社神道にも残り、石鎚山諏訪大社三輪山のように、山そのものを信仰している。農村部では水源であることと関連して、になると山の神が里に降りて田の神となり、秋の収穫を終えると山に帰るという信仰もある。日本人ではないのだが、カールブッセの詩「山の彼方の空遠く、幸い住むと人のいう」という言葉が、日本人の山岳信仰の信仰観を表しているだろう。                            ★また仏教でも、世界の中心には須弥山(しゅみせん)という高い山がそびえていると考えられ、空海高野山を、最澄比叡山を開くなど、山への畏敬の念は、より一層深まっていった。平地にあっても仏教寺院が「○○山△△寺」と号するのはそのような理由からである。チベット仏教でも聖なる山は信仰の対象であるが、信仰は山自体に捧げられ、その山に登るのは禁忌とされる場合が多い。一方で日本では、山頂に達することが重要視されるのは注目すべきである。日本人の場合、山自体を信仰する気持ちももちろんあるのだが、そこから早朝に拝まれるご来光を非常にありがたがる傾向が強く、山頂のさらにその先(彼方)にあるもの(あの世)を信仰していることが原因であろう。日本ではアニミズムとしての太陽信仰と山岳信仰が結びついているのである。                                              ★大雄山最乗寺は、曹洞宗に属し全国に4千余りの門流をもつ寺である。御本尊は釈迦牟尼仏しゃかむにぶつ脇侍仏わきじぶつとして文殊、普賢の両菩薩を奉安し、日夜国土安穏こくどあんのん万民富楽を祈ると共に、真人打出の修行専門道場である。開創以来6百年の歴史をもつ関東の霊場として知られ、境内山林130町歩、老杉茂り霊気は満山に漲り、堂塔は30余棟に及ぶ。開山了庵慧明禅師りょうあんえみょうぜんじ)が、この山中に大寺を建立、大雄山最乗寺と号した。應永元年(1394年)3月10日のことである。

★大雄山
    
       平成6年10月9日



明神岳への登山口

大雄山最乗寺は天狗と高下駄で有名

★秋盛り心清めて寺めぐり

 

★秋天へ霊山の森静まりぬ

 

★秋天を細切れにする杉木立

 

★老杉や山寺の秋整わず

 

★石畳踏み行く秋の修行僧

 

★山寺の秋を奏でる読経かな

 

★線香の煙り身に受け秋立ちぬ

 

★山寺の木戸閉じしまま秋暮るる

 

★丹沢も隠れる秋の雲低し

 

★紅葉して林の中の散歩道

 

 
 

★城山1      
 
    平成11年11月12日



湯河原・城山

★濡れ落葉踏む城山の石畳
★久方に旧友集う紅葉狩り
★奥湯河原秋雨煙り幽玄めく
★亡き友を偲ぶ夜長の宴かな
★秋の海アシカの如きサーファーかな
★空澄み手て山雪崩れ込む駿河湾
★空青き雪富士を見ず友逝きぬ
★芦ノ湖の秋に雪富士花を添え
★旅人の背丈を越える枯れ薄
★人見ゆる金時山は秋一色


★城山2    
      
    平成12年11月4日



 

★江ノ電の模様楽しき秋の海

 

★秋風や波打ち際の飛沫かな

 

★猪が暗き山路を掘り起こす

 

★紫に気づかず踏みぬ通草かな

 

★蛇を見たこと妻に言わず秋の山

 

★城山に立つ妻の歓喜や秋深む

 

★釣瓶落とし下山急ぐ夫婦かな

 

★露天風呂見上げる空の柿花火

 

★日の出描く妻の筆先紅葉色

 

★箱根路の秋雨煙る紅葉かな



 

★城山3    
      
    平成22年11月4日













   


安田さんと大塚さん

 

★湘南の海輝かす秋日かな

 

★風強し遠波白き秋の海

 

★湯河原の奥湯に紅葉降りにけり

 

★紅葉降る川面に浮かぶ木葉舟

 

★紅葉降る静かな谷間登り行く

 

★紅葉降る山路の隅に吹き溜まる

 

★山に来て足に優しき落葉かな

 

★落葉踏む音して山の風強し

 

★海近く風音強き紅葉山

 

★亡き友を偲んで叫ぶ秋の空

 

★都庁山岳部安田先輩との懇親登山は、先輩が定年退職した2年後の昭和63月10日22日に第一回目として「仙丈ヶ岳登山」を実施した。それ以来、私が万年幹事として企画して続いているが、昨年は先輩の体調が思わしくなく、実施日の直前になってキャンセルとなった。透析している安武さんは、この懇親登山を毎年楽しみにしている。昨年は残念だったねと電話をいただき、「来年は実施するから楽しみにしてて」と電話を切った。まさか、安武さんが9月に亡くなるとは夢にも思わなかった。葬儀を終えてから奥様から私に電話があり、初めて知ったので仲間に声を掛けてお線香を上げにうかがった。その帰りに安武さんが楽しみにしていたことを思うと、今年は亡き友「安武さん、谷口さん、宮原さん」を偲ぶ登山を兼ねて実施しようと予定日を決めて今回の実施となった。                                      ★しかし、安田さんが前日になって足の具合が悪く、登山せずに懇親会のみの参加となった。湯河原駅に10時に集合して城山登山口までバスで行く。登山口周辺は紅葉が素晴らしく、山路も紅葉につつまれていて歩くのに風情を感じずにはいられないほどだ。今日一番心配していたのは大塚先輩の歩みである。これまで腰が悪く歩行も「しゃがんだり立ったり」しながら登るので時間がかかった。その腰を手術したのでどうかなあと見ていたら登山杖を友に、これまでの「しゃがんだり立ったり」の様子はなく、遅れながらでも登ってくる姿を見てホッとした。本人も安心した様子である。563mの山頂に立てば南に相模湾が広がり、東に一昨年安武さん達と登った幕山が見えて言うこと無し。 今日は安武さんの写真も持って来ているので、海にむかって「安武さん 城山に着いたよ」と叫んでしまった。昨年、中止にしなかったらここに立てたのにと思うと残念でならない。先客がいたので我々の集合写真を撮ってもらってからワインで乾杯の昼食となった。大塚さんは毎回ワインとツマミを担ぎ上げて山頂で祝杯を挙げるのが常であり、我々も楽しませてもらっている。今日は安武さんのこともあって飲めないワインを紙コップに一杯飲んだら、直ぐに酔いがまわり顔面は真赤になってしまった。楽しい一時を過ごし、椿台に向かう。                              ★こちらの道は途中に石畳があるように整備されているではないか。やがて見覚えのある広場に出る。この広場は11年前に懇親登山で訪れた所である。写真を持って来ているので見せたら、当時の風景と変っていないので、当時の写真の仲間を懐かしんでいた。その時も宮原さんがなくなった翌日であることから忘れられない地でもある。椿台までは広い道で直ぐにバス停についたが、バスの待ち時間が1時間もあるので、近くの源頼朝縁の「しとどの窟」まで足を伸ばした。バスが定刻3時15分になっても到着しないので通りかかったタクシーで今宵の宿「ウエルシ湯河原」まで送ってもらった。安田先輩とも合流して5名が揃い、12時近くまで懇親会が続いた。みなさん登山から遠ざかってしまったので、山の話は少なくなり、むしろ今の日本の政治を憂い、様々な話しが出された。                                      ★翌日は、湯河原駅まで歩いたが、途中にある元東京都職員共済組合湯河原荘は立派なマンションに建替えられていた。ここには思い出が沢山あり、時代の流れを感じずにはいられなかった。

 

★幕山1    
      
    平成12年11月18日〜19日


紅葉の幕山

ロッククライミングのゲレンデ



★秋晴れや声を掛け合う岩登り
★蔦紅葉孤高の枯れ木飾りけり
★山道の所々に猪の跡
★秋の色益々深む山路かな
★空澄んで爆音微か飛行雲
★山高し眼下に秋の相模湾
★秋の日の幕山に人群りぬ
★友の住む町を眼下に秋惜しむ
★心地よくカヤトに風が囁きぬ
★海よりも里山が好き笹竜胆



 

★幕山2    
      
    平成16年6月18日



 

★沢音も風音もみな山の涼

 

★青葉して梅の宴も夢の跡

 

★炎天の岩壁攀じる声聞こゆ

 

★汗をかき痩せる思いの山路かな

 

★山楽し草叢に咲く花茨

 

★心地よし涼風に背を押されけり

 

★涼風をもてなす山の木陰道

 

★台風が近づいている流雲

 

★鶯の声つぎばやに夏の山

 

★青葉して梅林もまた黄昏ぬ

 

★幕山3〜南郷山    
      
    平成18年6月12日





南郷山登山口

幕山・南郷山分岐点

 

★梅雨深き相模の海の小舟かな

 

★青梅の木々に名札もありにけり

 

★岩登りする若者に梅雨激し

 

★梅雨に濡れドクダミの白際立ちぬ

 

★沢音や深まる梅雨に山沈む

 

★鶯に心癒さる登山かな

 

★梅雨の中ツツジとアザミ競いあう

 

★汗拭い幕山に立つうれしさよ

 

★幕山のもてなし野バラみつるかな

 

★青い空広い海夏迫りくる


 

★幕山4

 

    平成19年6月4日


 

★幕山5

 

    平成19年10月28日〜29日


 

★湯坂山〜浅間山

       平成17年6月13日



湯坂山


湯坂山路





★紫陽花や鎌倉古道尾根を行く
★紫陽花や地蔵寂しき湯坂路
★涼しさを呼ぶ沢の音遠のけり
★風もなき青葉の中の山城址
★雀蜂見て身構える夏の山
★鶯や胸をはだけて一服かな
★黒揚羽飛び交う山のお花畑
★そよ風が揺らす薊の紫よ
★涼風のもてなし受けぬ浅間山
★木漏れ日の射す滝屏風美しき


 

★鎌倉1・建長寺〜大平山〜天園山〜瑞泉寺

       平成18年9月16日




 

材木座海岸方面の展望

天園山

★秋風や建長寺へと人の列
★秋暑し石畳踏む古刹かな
★鎌倉の名刹に来て萩を撮る
★石段を数えて楽しき秋の寺
★見るからに相模湾にも秋の雲
★秋蝉の声響きあう鎌倉山
★秋蝉や老男女ゆく木陰道
★涼風を受け止めぬ山心地よき
★流鏑馬に人群れている神社かな
★鎌倉で鳩サブレ買う秋祭り


★鎌倉2・寺巡りと衣張山

       平成20年3月8日


浄妙寺境内から衣張山


衣張山山頂

山頂
からの眺望

山頂の石仏


★鎌倉3・源氏山〜大仏〜長谷観音

       平成21年6月6日





銭洗弁天




★鎌倉4・鎌倉山

       平成21年9月4日


鎌倉山という名前がみえる最も古い史料は万葉集に収録された歌とされている。その後も平安時代鎌倉時代にかけて「鎌倉山」という名称が様々な史料に登場するが、これらの鎌倉山はあくまでも「鎌倉の山」という意味で使われており特定の山を指す物ではない。この地を限定して「鎌倉山」と呼ばれるようになるのは昭和初期、実業家の菅原通濟が深沢村(現鎌倉市深沢地域)裏の丘陵を「鎌倉山」となづけ別荘地として開拓して以降の事である。この別荘地は昭和4年(1929年)に分譲が開始された。当時の大字としては笛田および腰越・津に跨る地域である。鎌倉市西部に位置する。北は笛田、西は手広腰越、南は七里ヶ浜稲村ヶ崎、東は極楽寺と接する。という地名がつけられているが、標高100m程度の丘陵である。ほぼ全域が山林となっているが、道路沿いを中心に住宅が点在している。鎌倉山内の主要な道路には多数のソメイヨシノ)が植えられている。桜の開花シーズンともなると、桜を見に来るハイキング客でにぎわうようになる。また、七里ガ浜東五丁目からの坂道を登り切り左に曲がると左手には、七里ヶ浜の海、江ノ島が右手には、逗子マリーナを見渡すことができる。



そば処「らい亭」庭が素晴らしい



★浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山1

       平成18年10月21日





権現山展望台


権現山展望台

弘法山・乳の井戸


吾妻山山頂

★山道や我を忘れて落葉踏む
★秋の山追い抜く人も高齢者
★川見えて秋深み行く浅間山
★秋雲に秀麗の富士隠れをり
★女来て木の実を拾う賑やかさ
★秋天や景色広がる展望台
★蜘蛛の糸木葉捉えて揺れ止まぬ
★鐘楼もお堂も古りぬ秋の風
★赤き身で杉の木飾る烏瓜
★野菜売る女性もおりぬ蜜柑畑

★浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山2

       平成18年12月2日


浅間山から富士山が望めます

退職者会の仲間達

  弘法山(こうぼうやま)は、神奈川県秦野市東部にある標高235 mである。隣接する権現山浅間山とともに弘法山公園となっている。地元では、これらの山をまとめて弘法山と呼ぶことも多い。弘法大師がこの山で修行を行ったとされる故事に由来する。山頂には釈迦堂、大師堂、鐘楼、乳の井戸がある。


山頂の皇帝ダリア咲く先に鶴巻温泉方面が望める

★雲一つなき丹沢の師走かな
★流れ澄み魚影もなき冬の川
★落葉踏み喘ぎ喘ぎの浅間山
★雪富士を半分隠す雲恨めし
★熟女いて紅葉見つめる賑やかさ
★落葉踏む道や故郷懐かしむ
★紅葉降るお堂の中の大師様
★ダリア咲く弘法山の井戸の水
★落葉踏む木立の中の深呼吸
★山に来て妻の土産に蜜柑買う


★浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山3

       平成19年3月29日




浅間山のあづまやで休憩





大山が望める

桜も三分咲き

★菜の花や流れの細き川原かな
★芽吹きして風も優しき山路かな
★春風や山路のハイカー数珠つなぎ
★遠富士もベールの中や春霞
★山に来て父母偲ぶ桜かな
★山頂も提灯吊るし桜祭り
★山頂や昼寝を誘う春日かな
★どの顔も春を満喫弘法山
★山寺の鐘突きて春深みけり
★空青き芽吹きの山や烏鳴く


★相模嵐山1〜石老山

    平成20年6月1日






 

★相模嵐山2

      平成20年6月7日

★鷹取山

    平成20年12月6日



鷹取山





神奈川県山行年表
 
神奈川県                    41回
  昭和32年05月                   大山
  昭和35年08月                 冠ヶ岳〜箱根駒ケ岳
  昭和40年09月                   塔ノ岳中腹
  昭和41年04月                 塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜桧洞丸
  昭和43年06月                  ヤビツ峠〜三ノ塔〜鳥尾山〜行者山〜新大日岳〜塔ノ岳
  昭和48年11月                   大山
  昭和45年02月                  塔ノ岳
  昭和63年02月                   金時山〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜塔ノ峰
  昭和63年04月                   金時山〜長尾山〜乙女峠〜御殿場
  平成05年09月                 箱根駒ケ岳
  平成06年07月                  塔ノ岳〜鍋割山
  平成06年10月                   大雄山
  平成07年01月                  塔ノ岳
  平成07年04月                 桧洞丸〜大室山〜畦ガ丸
  平成07年11月                  金時山
  平成07年12月                畦ガ丸〜菰釣山〜山伏峠〜御正体山
  平成08年02月                  金時山
  平成08年08月                  箱根駒ケ岳
  平成09年10月                  箱根駒ケ岳
  平成11年11月 城山
  平成12年11月                城山
  平成12年11月                 幕山
  平成13年06月                  金時山
  平成13年10月                  大山
  平成16年06月                 金時山
  平成16年06月                  幕山
  平成17年06月                湯坂山〜浅間山
  平成18年06月                 幕山〜南郷山
  平成18年09月                  鎌倉アルプス(建長寺〜大平山〜天園山〜瑞泉寺〜鎌倉八幡宮)
  平成18年10月                浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山
  平成18年12月                  浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山
  平成19年03月                  浅間山〜権現山〜弘法山〜吾妻山
  平成19年06月                  幕山
  平成19年10月 幕山
  平成20年03月                鎌倉寺めぐりと衣張山
  平成20年06月 相模嵐山〜石老山
  平成20年06月                  相模嵐山
  平成20年12月 鷹取山
  平成21年06月                鎌倉・源氏山〜銭洗弁天〜大仏〜長谷観音
  平成21年09月 鎌倉山
  平成22年11月                  城山
                       
                       
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