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★登谷山1

      平成9年6月14日

登谷山山頂

658mの山頂から東北方面の景色

登谷山1の詳細は、大霧山1をクリックして下さい。

★登谷山2

    平成9年6月19日

★山清水の人気に妻も驚きぬ

★恐々と妻の立つ山風涼し

★若葉風遠嶺の霞む昼下がり

★ランデブーの蝶上下して舞い去りぬ

★風吹けば若葉囁く木立中

★涼風や見知らぬ人と山談義

★若葉風林間を行く我に吹く

★廃れたる山のキャンプ場人影なし

★鳥鳴くや妻言い当てる「ホトトギス」

★暑き日や山の牧場の黒羊
★登谷山3

    平成13年4月5日

登谷山3の詳細は美の山3をクリックして下さい。

★登谷山4


    平成15年6月4日
★栗咲いて男の匂い振りまきぬ

★里山の棚田のさなえ整いぬ

★囀りや林道の七曲りかな

★鶯や靄る林道通行止め

★湧水を汲む里山の青葉かな

★牛群れる山の牧場や蝶乱舞

★青草の伸び放題の牧草地

★野バラ咲く山路も廃れ草茫々

★登山して野バラを妻の土産とす

★小雨降る新緑の山美しき

★登谷山5

    平成17年5月20日

★鶯や山の釣堀客一人

藤の花垂れて林道飾りけり

★林道や路肩の草も青みをり

★点々とツツジ咲く山道楽し

★美しき若葉の中の山ツツジ

★蜂蜜がツツジの花を揺らしをり

★若葉風妻と語らう山路かな

★もてなしのツツジ満開登山道

★行列や山の牧場のアイスクリーム

★山里へ物売りの声夏初め


★登谷山6

    平成18年9月9日
★案山子立つ実りの田へと雀飛ぶ

★里山に来るや霧雨濃くなりぬ

★霧雨や物音のなき山家かな

★霧雨に混じり入る山蝉の声

★清水汲む山の木立を仰ぎけり

★霧雨やススキの揺れる峠道

★夏過ぎて秋を深める小雨かな

★秋桜ヤギと触れ合う子供かな

★霧雨の去りたる村の萩盛り

★紙を漉き千三百年百日紅

★登谷山7

    平成19年6月28日
★山に来て鶯の声真似したり

★山清水汲む手の芯も冷やされぬ

★梅雨空へラジコン飛ばすマニアかな

★紫陽花の林道続く村起こし

★竹落葉山家の裏に井戸一つ

★降りそうで降らぬ梅雨空蒸し暑き

★林道やホトトギス鳴く青葉中

★山頂へ杖突く妻や蛍袋

★踏み跡も確か路肩の下野草

★山頂の空なんのそのツバメ飛ぶ

★登谷山8

    平成20年7月26日
★炎天や野菜売り場に婆一人

★山百合の飾り立てたる山の墓地

★山道やウツボ草咲く静寂かな

★緑陰のバンガロ朽ちて山寂し

★緑陰を重ね山風吹き抜けぬ

★涼風の揺らす木葉は波の如し

★山道や蜩の波押し寄せぬ

★遠雷に脅え山から逃げ出しぬ

★耳元へ山風運ぶ蝉の声

★夏祭り廃れた町も賑わいぬ

★登谷山9

    平成20年10月4日
★空晴れて刈り入れを待つ黄金田

★山を背に稲架の並ぶ千枚田

★秋桜囁く風に微笑みぬ

★秋桜日当たりのよき山家かな

★山畑の柿花火見る人もなし

★年を経て妻とたちたる登谷山

★草叢の虫の音止まぬ山路かな

★山道の桜紅葉も始まりぬ

★山に来て目を凝らし栗拾いけり

★高みから見ていても里秋めきぬ

★登谷山10

    平成21年8月7日
★涼風や川沿い走る我が新車

★田園の青田波打つ風を見る

★八月や稲穂の重く頭垂れ

★山清水汲む我が両手も冷やされぬ

★我が汗を嗅ぎ付けて虻襲い来る

★夏山は霧垂れ下がる墨絵かな

★雨止んで蝉も鳴き出す里の山

★杉林背に秋海どう咲き満ちぬ

★川遊びせし子のはしゃぎ声高し

★林道や野うさぎ出でて夏深む


★皇鈴山1

    平成9年6月14日


※皇鈴山1の詳細は、
大霧山1をクリックして下さい。

★皇鈴山2 

    平成9年6月19日


※皇鈴山1の詳細は、登谷山2を参照して下さい。

★愛宕山1 

    平成9年6月19日

※愛宕山1の詳細は、登谷山を参照して下さい。

★愛宕山2 

    平成19年3月8日


★春来たり山の牧場も青みけり

★春風や筑波嶺高く目立ちけり

★春光や群れなすカラス恐ろしき

★中空の春風に乗る山カラス

★空晴れて春の眩しき牧場かな

★春霞ぼかす栃木のミカモ山

★春光や羊もヤギも寛ぎぬ

★陽光や落葉粉々春の山

★枝先の芽吹きの力漲りぬ

★天空に向け花開く桃の畑

★愛宕山3

    平成19年4月6日

★里山も明ける若葉と桜かな

★里山の春や眠気の日射しかな

★里山の若葉の中の山桜

★春光や奥まで透ける雑木林

★鶯の声艶やか里桜

★山寺も桜枝垂れて賑わいぬ

★爺婆も笑顔絶やさぬ桜かな

★爽快に桜並木を楽しみぬ

★花見客電話機で撮る枝垂れ桜

★花見して里蕎麦美味き秩父かな

★愛宕山4

    平成20年1月28日

★厳寒で高値続きの野菜かな

★小松菜を品定めして妻買いぬ

★寒林となりて里山透けにけり

★川涸れて流れも細き里寂し

★柚子花火寂しき山家輝かす

★大岩に氷柱連なる清水かな

★小春日や山清水汲む手は温き

★枯れ深き山林の雪疎らなる

★干草を積み重ねたる牧場かな

★雪晴れや山静かなる深空かな

★愛宕山5

    平成20年7月9日

★蛍飛ぶ清流や郷懐かしき

★いつの間に青葉となりし里の山

★林道や恐々通る梅雨の時期

★林道の明かりを奪う繁りかな

★大岩に注連縄飾り清水汲む

★峠路や右も左も梅雨の渓

★梅雨深し道標霞む峠道

★林道に紫陽花植えて村起こし

★雨美人とはアジサイの花のこと

★山に立ち梅雨の花撮る静寂かな


★愛宕山6

    平成20年8月12日

★里山も霞むばかりや炎天下

★川遊びする子供の目輝きぬ

★女郎花咲く里山の畑かな

★林道や青葉も散らす昨夜の雨

★岩清水汲む近くより蝉の声

★心地よく我が手を冷やす岩清水

★緑陰の蝉に耳貸しにけり

★芋菊の花鮮やかや登山口

★コスモスの先に暈しの堂平山

★行列や牧場の美味きアイスクリーム


★愛宕山7

    平成20年9月9日

★爽やかに晴れて遠嶺も視界の中

★里に来て秋野菜買う夫婦かな

★秋晴れや溜池に釣り人数多

★里山に近づくや風爽やかや

★秋晴れや山家に並ぶ洗濯物

★秋海堂のもてなし受ける里の山

★烏鳴く残暑厳しき里の山

★秋風や寂れし山の天文台

★法師蝉黄昏迫る声悲し

★秋風が蘇鉄の葉先笑わしぬ


★愛宕山8

    平成20年12月13日

★山枯れて麓の家静まりぬ

★柿花火啄ばむ鳥が枝揺らす

★林道は落葉だらけや里の山

★山清水温さ変わらぬ師走かな

★枯れススキ寂しさ満ちる峠道

★二人して忘年登山落葉踏む

★落葉して山の木立も透けにけり

★山頂に立てば寂しき枯れ薊

★切り株に座れば落葉降りにけり

★天文台閉じられしまま師走空

★愛宕山9

    平成21年4月16日


桜咲く秩父高原牧場から笠山を望む
★菜の花の波風も吹く川堤

★鶯や流れの清き里の川

★里山に力漲る若葉噴く

★山吹や故郷の山想いけり

★山里は春爛漫の花塗れ

★林道の桜吹雪を受け止めぬ

★鶯に耳かして山清水汲む

★青空に月あり山の桜狩り

★近づけて山スミレ撮る両手かな

★人数多一樹の桜見事なる


★愛宕山10

    平成21年6月4日


秩父高原牧場ポピー畑から大霧山をぞむ
★山霞み早苗の揃う田圃かな

★栗の花男の匂い振り撒きぬ

★蒸し暑き日や梅雨入りの空模様

★新緑や白鷺一羽川の中

★梅雨入りや静けさ満る山の里

★山吹や林道暗き木立中

★紫陽花や鶯の声透きとおる

★天空を彩るポピーや山の牧

★薫風や緑の中のキャンプ小屋

★愛宕山二人占めして夏初め


★愛宕山11

    平成21年7月4日

★梅雨雲に行く手の山は沈みをり

★梅雨曇り蒸し暑き日の田舎道

★川岸にテント日一張り夏きたり

★里に来て夏野菜買う梅雨の空

★林道や緑陰続く七曲り

★山清水汲む冷たさが手に染みぬ

★鶯や山紫陽花の色淡し

★林道や紫陽花通りワンダフル

★緑陰のあづまや妻と二人占め

★緑陰や山のバンガロ寂れけり


★愛宕山12

    平成21年9月17日

★モトクロス賑わう秋の河川敷

★彼岸花咲く川堤人数多

★田園のどこもかしこも実りの秋

★街路樹の紅葉楽しむ車イス

★新聞に包む七草秋彼岸

★里川に知る人ぞ知る彼岸花

★秋海堂ピンクに垂れて里静か

★蜻蛉飛ぶ岩場の清水我も飲む

★沢音や秋蝉の鳴きしかと聴く

★コスモスや山家朽ち果て哀れなる

★愛宕山13

    平成21年10月24日

★里に来て秋野菜買う夫婦かな

★柿花火賑わう里の一軒家

★冬支度急ぐ山家のく草刈機

★林道に寄り添う紅葉美しき

★山道の桜紅葉を楽しみぬ

★岩清水汲む山静か紅葉散る

★山栗の毬踏んで実を取り出しぬ

★秋曇り防火碑の建つ愛宕山

★老人と出会いし山の秋深む

★狂い咲きの山ツツジかな秋の暮


★観音山

    平成9年10月2日


★石段や句碑並び立つ秋の寺

★山門の奥に滝壺鯉数多

★二人して俳句詠みにけり秋の寺

★秋遍路我を追い越す鐘の音

★雲行きの怪しき秋の遍路かな

★草叢に蜥蜴逃げ込む峠道

★萩咲いて我を歓迎観音山

★山頂が我にもてなすななかまど

★秋風や山の高きに海の石

★林間に巣箱数多や秋の山

★鐘の音の山に染み入る秋遍路(妻の句)

★平成22年度からは各年度の山行記録を御覧下さい下線クリック

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