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★剣ヶ峰1〜堂平山1

      平成9年1月19日

★解け切れぬ雪凍てし山陰の道

★冬温き凍てることなき山清水

★雪解けや泥まみれなる登山靴

★日の当たる頂上の枯れ芝温き

★山頂の烏も鳴ける小春かな

★冬天を見据えし山の天文台

★伐採地塗りつぶす雪面まだら

★山幾重その奥にまた山眠る

★小春日や一山杉の青さかな

★日脚伸ぶ麓の家の洗濯物

★堂平山2

      平成9年2月10日

笠山                                                     堂平山

★解け切れぬ雪凍てし山陰の道

★冬温き凍てることなき山清水

★雪解けや泥まみれなる登山靴

★日の当たる頂上の枯れ芝温き

★山頂の烏も鳴ける小春かな

★冬天を見据えし山の天文台

★伐採地塗りつぶす雪面まだら

★山幾重その奥にまた山眠る

★小春日や一山杉の青さかな

★日脚伸ぶ麓の家の洗濯物

★堂平山3〜笠山1〜丸山1〜正丸山1

      平成9年11月8日

笠山から堂平山を望む


丸山山頂

丸山から笠山・堂平山の眺め


正丸山780m
★雀二羽身繕いして紅葉中

★杉山の青さの中の紅葉かな

★里近し桜紅葉の山路かな

★山道や横切るキジの羽美しき

★紅葉せず寒さに縮む木葉かな

★高木も紅葉して空遮りぬ

★老人に優しき山の落ち葉道

★山道や紅葉の中の廃れ小屋

★日も射さず冷気身に染む杉木立

★山走りマンテンバイク秋を踏む

★秋風や山の社に我一人

★紅葉して山の半分輝けり

★秋木立透き間より街見えにけり

★パラグラの浮く里の深まりぬ

★ツツジ山閑散として秋逝けり

★落ち葉して空の広がる木立中

★峠路や下界は広き秋の里

★山静か木立を透かす秋夕日

★秋夕日我が影落す山路かな

★秋夕日亡き父偲ぶ正丸峠


★笠山〜堂平山4

      平成14年10月5日

    
笠山9(平成14年10月5日)を御覧下さい。

★笠山10〜堂平山5

      平成15年5月10日

★初夏や靄りて遠嶺白みけり

★里山は若葉青葉の縞模様

★里山のけだるく靄る五月かな

★林道や鶯に耳傾けぬ

★山清水汲む妻の手の白さかな

★山スミレ数える妻の登山杖

★山ツツジ咲く山頂を二人占め

★昆虫も群る蜜や山ツツジ

★目に染みる若葉の中の登山道

★シマヘビが岩に寝そべる日向かな

★堂平山6〜丸山2

      平成16年11月23日

★山に来てうれしき里の収穫祭

★峠路は秋日も射さぬ山の中

★パラグラの飛ぶ空青き紅葉山

★葉を落とし山肌透けて秋暮れぬ

★落葉踏む音軽やかや秋の山

★秋林に冷気漂う山路かな

★空青く紅葉ちりばめ山静か

★山に来て美味き昼飯秋の旬

★山道や足に優しき落葉踏む

★亡き友の面影見せて秋逝きぬ

★堂平山7

      平成17年8月27日

★杉木立手入れもされて夏終わる

★パラクラの空に湧き立つ雲の峰

★涼風や山頂の景二人占め

★昼食を楽しむ山や夏の昼

★風音や山は涼しく人気なし

★雲の峰風向き示す吹流し

★倒木に一列なりし赤とんぼ

★八月や山のアジサイ色褪し

★蝉の声風の音入り交わりぬ

★揚羽舞う里山の風秋めきぬ

★堂平山8

      平成18年7月31日

★静けさや山清水湧く木立中

★風を待つパラクラの人薄暑かな

★山頂や涼風が頬撫ぜにけり

★山風を受けながら我汗拭う

★夏山は霞みがち遠浅間かな

★紫陽花の蜜に誘わる蟻五匹

★揚羽舞う涼しき山の日光キスゲ

★山百合の大輪や蜜匂いけり

★鶯や人影のなき天文台

★道しるべ風の涼しき峠道

★堂平山9

      平成18年10月20日

★里の秋なれどくすぶる天気かな

★山清水汲む静寂の中の沢の音

★里の秋風吹き抜ける峠かな

★看板に熊に注意と山の秋

★落葉踏み妻と語らう山路かな

★秋深む森の造形面白き

★トキメキの秋風を待つパラグライダー

★風に乗るパラクラの人秋の中

★箱庭の如き眺めや秋の山

★山に来て心癒さる紅葉かな

★堂平山10

      平成19年2月5日

★春風や熊出没去年のこと

★山に来て霜柱踏む木立中

★寒林の静寂極まる山路かな

★木漏れ日や踏み行く落葉柔らかき

★崩壊の霜柱踏む靴の跡

★心地よく枯れ草揺らす微風かな

★感動や遠嶺一望冬の暮

★春日射し山路温めて影長し

★透きとおる二月の空や飛行機雲

★里山の木の芽膨らむ二月かな

★堂平山11〜刈場坂峠

      平成19年6月23日

★早苗みな風に靡くや波の如

★浮雲や真夏となりし奥武蔵

★炎天や遠嶺の空は白みけり

★里山の青葉も嘆く暑さかな

★林道や鶯の声澄みにけり

★青春を楽しむ汗はダイヤモンド

★野イチゴをつまむ夫婦の笑顔かな

★水色の空にパラグラ梅雨晴れ間

★遠嶺見てパラグラを見て風涼し

★涼風と景色もてなす峠かな

★堂平山12

      平成19年7月27日
★炎天や里山青くくすみけり

★林道の木陰涼風吹き抜けぬ

★岩清水飛沫に肌身心地よき

★崖淵に逞しく咲く山の百合

★涼風の道となりたる峠かな

★蜩の輪唱を聞く杉林

★空蝉に蝉の一生思うべし

★山頂や見上げる空の積乱雲

★揚羽舞う美しき色自己主張

★忘我して山を楽しむ昼寝かな

★堂平山13

    平成19年8月10日
★国道の渋滞激し盆帰り

★里に来て夏野菜買う夫婦かな

★炎天や寂れし里の商店街

★槻川に子らの声する水遊び

★炎天や人影のなき山の里

★林道を行く鶯に耳貸しぬ

★山清水汲む手の甲に冷え残る

★山清水汲み終えて一息つきぬ

★炎天や風吹き抜ける峠道

★山頂や屋根の開きし天文台

★堂平山14

    平成19年10月21日


★遠冨士の雪斑なる天高し

★農協の秋野菜買う人の列

★空青しコスモスの咲く休耕田

★天高し我が眼に遠嶺近づきぬ

★庭先の色づき見事柿花火

★山に来て紅葉の中の清水汲む

★秋晴れや都心も見ゆる峠かな

★木漏れ日や微風もてなす秋の山

★幼き日の団栗拾う山路かな

★パラグラの飛ぶ山の空澄みにけり

★堂平山16

    平成20年3月23日



★堂平山14

    平成20年10月30日



★堂平山15

    平成21年3月16日



★堂平山16

    平成21年5月16日







※堂平山のH22年以降は、それぞれの各年に編集されています。

★鐘撞堂山1

    平成9年4月11日




★秩父峰も木の纏いて和らぎぬ

★桜咲き山も華やぐ秩父かな

★山スミレ杖突く妻の歩み確か

★森閑の山の気貰う春の暮

★鶯の鳴き声に我聞き惚れぬ

★鶯の枝渡り一夫多妻かな

★春の沢登りつめれば巾着田

★蟻出でて山靴攀じる昼最中

★山静か地べたに休む春の蝶

★桜吹雪帽子押さえて湖畔巡り

★鐘撞堂山2

    平成9年9月28日
★秋風に重くしなれる稲穂かな

★コスモスや登山日和の奥武蔵

★彼岸花蛇の屍みつけたり

★木犀の香やため池の鮒うきぬ

★手を洗う源流に立つ秋気配

★山昼や天道虫も仲間入り

★ハモニカの音色寂しき秋の歌

★待ちぼうけ鷲鷹飛ばぬ空澄みぬ

★山頂で記念写真秋暑し

★秋日射す五百羅漢に願かけぬ

★鐘撞堂山3

    平成15年9月6日


★突然の雨に秋草驚きぬ

★山の茶屋廃れ山路に野分跡

★山畑もススキ茫々荒れ果てぬ

★藪蘭の花に魅せられ写真撮る

★秋雨の止む山の景二人占め

★汗匂い藪蚊の襲う秋の昼

★山並みや妻のスケッチも秋めきぬ

★秋天や山にも届く汽車の音

★秋を詠む一人遊びや山楽し

★下山して秋野菜買う秩父かな

★陣見山

    平成15年9月12日
★露深く山靴濡れて染み込みぬ

露草に見惚れる妻や草の道

秋蝶も少なき花を飛び回る

秋天や展望のなき山寂し

★林道やススキが靡く風ありき

山裾の農家明るき秋桜

里の秋描くシニアは輝きぬ

★コスモスや山清水汲む人数多

見るからに棚田は豊の秋なりし

秋寂や破産牧場荒れ果てぬ

★大高取山

      平成15年9月12日

★赤・白と山裾染めるツツジかな

★ツツジ狩りして山寺の鐘を聞く

★ツツジ咲く蜂も優しく愛撫せし

★涼風に身を晒し我山に立つ

★熊ゲラの真似して枯らす鳴きにけり

★杉林吹き抜けて行く風涼し

★藤の花若葉に紛れ色薄し

★そよ風や若葉ざわめく山の道

★鐘突くや鶯も鳴く桂木観音

★山寺の青梅落ちて静かなる

★平成22年度からは各年度の山行記録を御覧下さい下線クリック

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