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▲笠山峠〜笠山

(H27.11.28)





 9月5日に山清水汲みに行ったが、それから3ヶ月が経とうとしている。時期は遅れ気味の秋雨前線が続き山清水を汲みに行くので、テレビの週間天気予報を見て何時に行くか一番神経を使う。今年の秋雨も意外にも11月というのに梅雨のよう降り方で日照不足気味だ。天気が悪く山清水が切れてしまっても水汲みに行けず、スーパーで買ってき買い置きの飲み水を1ケース使う。天気予報を見て今日しかないと思い、昨夕に準備を整えておいたので8時半過ぎに出発となった。国道はそれなりに混雑していたが、上尾の高崎線高架橋に来れば、右前方に雪富士が望めいうことなし。順調に荒川を越える開閉橋を渡り川島町へつながる川堤に入る。ここから左前方に雪化粧の遠浅間が望めていうことなし。                        ★とにかく川島町農協販売所を横目に嵐山へと車を進める。10時過ぎに嵐山農協に私が山で食べる弁当と、今夜の夕食となる人気の卵寿司をはじめ惣菜と野菜を買う。野菜はスーパーで買った方が安いものもある。だからそんなに沢山買うこともなく3千円ほどでに抑えて山清水汲み場へと急ぐ。ところが小川町市内は道路工事でノロノロ渋滞のため通り抜けるのに時間がかかった。秋の里山も紅葉して太陽に映えて美しい。思わず車を止めて写真を撮る。山里も人影を見ず、秋暮れて寂しさが漂う。しかし、山畑の柿花火は見事なリ。落ち葉降る林道の路肩には落ち葉が吹っている。水汲み場に着けば、誰もいないのにはびっくり。こんなに天気が良いのに、どうしたことかと何時もの水汲み場で一人汲みだす。やがて水汲み場に二人のご婦人が来たが、汲む量も少なく先に帰っていくとまた、元の静寂に戻る。188リットル汲むのに1時間で済んだ。汲み終われば一仕事したという実感が込み上げてくる。今日は笠山に登ることにして九重峠に向かう。              ★今日は天気も良いので山で仕事をしている人もいるらしくチェンソーの音が聞こえてくる。峠からの眺めは素晴らしい。車を止めてザックに必要なものを詰め込んで亡き友の形見の杖を友に出発する。林道も山道も草の枯れも進み花も見当たらず。ただ枯れ薄の白き穂が風に靡いているのみ。林道から山路に取りつくと、この前まで鬱蒼とした木立中も落ち葉して空が広がって明るい。稜線に近づけば弱い北風が頬を撫ぜ心地よい。何時ものガレ場を登り切れば笠山の西峰にでる。ここで一人のハイカーが休んでいたので、私のカメラで私の写真をお願いすると気持ちよく撮ってくれた。この前、笠山でお願いしたら断られ人間不信を感じたが、今日は話を交わす程で気持ちよかった。山ではこうじゃあなくてはいけない。                                      ★笠山神社を目指して東峰に落葉道を踏んでいく。神社には静寂に包まれていた。お参りしてから、何時ものように日当たりのよい南斜面に下って、堂平山を眺めながら昼食とする。とにかく山に来れば何を食べても美味しい。これも嵐山農協販売所で買ってきたものである。食べていると私と同じように単独のご老人が私のいる斜面で昼食を食べだしたので声を掛けると堂平山から来たとか。小春日和なので剣ヶ峰の先にあるパラグライダーゲレンデからパラグライダーが沢山飛び立っているとか。帰りは、少し吹いてくる涼風に眠気を誘われてしまう。ガレ場もゆっくりゆっくりと下りてほっとし、亡き友と会話する思いで山を振り返る。みんな遠く去った友との想い出が走馬灯のように蘇ってくる。今日も一人で山を味わえたことに感謝せずにはいられない。(郷土の会 岡村7)

 

粥任田峠〜大霧山

(H27.9.5)





★今年の夏は猛暑続きでどうにもならない暑さが囁かれていた。ところがどうしたことか途中で急に秋雨前線が押し寄せ、8月下旬から雨降りで一気に気温的に秋が押し寄せてきた感は否めない。だから山清水を汲みに行くのを何時にするか天気図を見て決める。どうも晴れるのは5日の土曜日しかないので、支度して独りで8時過ぎに家を出る。土日に関係なく国道16号線は混雑しているので上尾に入るのにも時間がかかる。高崎線の高架橋から見える富士山を初めとするどの山は暈されてしまい輪郭もはっきりしない。川島町を抜けて254号に入るも混んでいて嵐山農協に着くのに2時間もかかってしまった。ここで夕食用の弁当や惣菜を買う。すぐに4千円以上出費していく。最近、自分でも台所を切りもりしているので、野菜の値段を調べてみると、周辺で採れる野菜は安いが、外から持ち込みのものはスーパーよりも高いので敬遠する。ここでは地元のブルベリーが安いので買う。日照不足でここでも葉物が少なくて高い。一路、ガソリンの値段を調べながら小川町に向かう。                                                      ★里山も近づけばはっきりと望め、それなりに山の木立には雨が多いためか青々している。水汲み場への林道に入る手前に秋海棠の群生地がある。今見頃で満開。思わず車を降りて写真を撮り、水汲み場へと急ぐも一台の車にも会わないので、空いているのでと予想しながら林道を登り、水汲み場に到着すると誰もいないではないか。時間を計り汲みだし196リットルを汲むのに1時間で終了した。驚くなかれ、その間に誰も来ないので珍しいことがあるもんだと独りで感心してしまった。一仕事終えた気分になり、これから先は私のお楽しみタイムとなる。2月に訪れた大霧山に登ることにして九重峠を越えて白石に下山して再度、秩父高原牧場へ車を進めた。                                                   ★登山口の粥任田峠には3台の車が駐車していたので、山頂はそれなりに混雑していると推測できる。雨が多いせいか林の中はキノコが沢山見受けられ、絵になるものは撮影していく。大霧山は妻も好きな山で元気な時は何回も一緒に登った思い出の山でもある。だからこそ今は介護状態になったが、私がそのお返しに介護することを決めている。元気な時のことを思い出しながら、また、風音を聞き亡き山の友を偲びながら登っていく。山頂に着くまで10人以上が下山してきた。40分位程度で頂上に出るや、お天気も良いので10人以上の人で賑わっている。久しぶりの大霧山からの展望は霞みがかかってしまい良くなかったので、一枚の記念写真を撮ってもらい、ベンチに座り農協で買ってきた弁当を食べながら、この山頂に私と一緒に立ったことがある亡き安田さんも谷口さんを偲んだ。みんな遠くに去り、本当に寂しい限りだ。東側は、昔は草刈も行われ展望が開けていたが、今は自然に任せているので展望もなく見る影もない。下りは雨で結構すべやすいので注意しながら下りたが、杖を突いているとはいえ、それでも一回ほど滑ってしまった。粥任田峠の休憩所には誰もいないが、ご夫婦で忘れて行ったらしい素晴らしい手作りの登山杖が立てかけられていたのが印象的だった。ここから秩父高原牧場に行くと、家族連れで駐車場は満車状態で賑わっている。牧場の牛は所有者に返されたらしく一頭も見えなかった。周辺はコスモスが沢山咲いており、見ごろである。コスモスの先に見える笠山の写真を一枚撮って高原牧場を後にして今日の登山は終わった。

▲笠山〜笹山〜愛宕山

(H27.6.30






  4月に山清水汲みに行ったが、それから2ヶ月が経とうとしている。梅雨の時期に山清水を汲みに行くのに一番神経を使うのは天気である。今年の梅雨も意外にもゲリラのように降ったかと思うと晴れが続くのでそれを見極めて行く日を決めるのが難しい。山清水も雨などで山に染み込んだものが湧き水として地下から吹き出すとはいえ、雨の日は雨も流れるので避けなければならないからだ。今日は雨降らず4日間も続いたので梅雨曇りであるが急遽出かけることにして、昨日に準備を整えておいたので8時過ぎに出発となった。国道はそれなりに混雑していたが、順調に荒川を越える開閉橋を渡り川島町へつながる川堤に入る。本来ならば、ここから素晴らしい遠嶺の景色が望めるのであるが、今日は生憎の梅雨曇りで何も見えない。だが水田の苗も育ち青々して風に靡いているではないか。                                        ★とにかく嵐山町農協販売所へと車を進める。ここで、私が山で食べる弁当と、今夜の夕食となる人気の卵寿司をはじめ惣菜と野菜を買う。野菜は日照不足のためか高値である。逆にスーパーで買った方が安いものもある。いつも買いすぎて5千円近くなるが、今日は3千円に抑えて山清水汲み場へと急ぐ。梅雨の時期はどことなく湿っぽくて日が射さないので山里も寂しさが漂う。こんな時に元気に見えるのは紫陽花である。雨美人と言われるだけあった大きな花を咲かせている。水汲み場に着けば、私と同じような考えを持ち、水汲み場に来ている人がいた。話をすれば坂戸から来ているという。水は雨季とあってか出る勢いがいい。腰に負担がかかるのでコルセットをしてから冷たい水を188リットル汲むのに1時間で済んだ。汲み終われば一仕事したという実感が込み上げてくる。後は自分のお遊びの時間である。                                                                   ★今日は笠山峠から笠山と笹山に登ることにして峠に車を止めてザックに必要なものを詰め込んで杖を友に出発する。マンドリルさんと知り合いになったことでブログを通してお花の名前を覚えだしたので、花を見ては写真に収めていく。林道から山路に取りつくと鬱蒼とした木立中を登る。下から吹き上げる涼風が心地よく一服しとなる。両腕を広げて風の当たる面積を増やして受け止める。ここで「大石さん、今登っているよ」と亡き友に呼びかける。だれも登っていないらしく山は静そのもの。本当に自分は山が好きなんだと思ってしまう。やがて西峰に着き、更に東へ進み山頂の笠山神社(842m)に着く。まずは山神に願掛けをして、山頂を独り占めして買ってきた弁当を食べながらいろいろと過去の山の思い出を蘇らせる。                               ★九重峠に戻り模型飛行機滑空場となっている笹山へ登る。誰もいない。ここから笠山と堂平山は目の前に広がりカメラアングルには最高の場所だ。ここは南と東側が谷となっているので眺めも良く模型飛行機を飛ばすのに格好の場所である。雷雲らしき黒い雲が覆いだしたので急いで下山する。見つけた花は蛍草、オカトラノオ、萩、野イチゴ、コアジサイのみである。時間があるので秩父高原牧場から愛宕山に行く。梅雨曇りで山の緑も冴えない。愛宕山の直下には芋菊が今満開で沢山咲いていた。頂上で写真1枚をすぐに下山してくる。帰りに牧場で間近に牛の群れを見ることができるので、「もうもう」と牛を呼ぶと私の方に近寄ってきたので写真を撮らせてもらった。その足で牧場のビジターセンターで牛乳を飲んで山を下りた。

▲愛宕山〜皇鈴山

   (H27.4.18)





  2月に今年初めての山清水汲みに行ったが、それから2ヶ月が経とうとしている。本来ならば、桜のお花見時に思っていたが、残量があったので遅れてしまった。今年は4月の日照時間が少なく野菜が高騰しているように菜種梅雨が続いている。そのため天気予報を見ながら計画するも正確に天気予報通りに行かず。家籠りしている妻を連れ出して気分転換を図らせてやりたいと思っていたので、誘えば、本人が前日は行く気になっていたが、当日は体調不良で行けず、今回も私一人で180リットルを汲みに行くことになった。昨日は天気が悪かったが今日は何とか一日快晴というので急いで支度をして8時半過ぎに家を出る。何しろ上尾の開閉橋は車の混雑である。というのは河川敷の中州でモトクロスの大会が行われているための混雑である。川堤は菜の花が咲き乱れきれいだ。ここから見える山々は霞んではっきりせず。                  川島町を抜けて254号に入るもそれなりに混んでいたが、1時間半で嵐山農協に着いた。まずは夕食用の弁当や惣菜を買う。また、野菜を見て安いホウレンソウ、ネギ、タケノコなどを買う。地元の人が作っているので束も大きく安い。その他の野菜は我が家の近くのスーパーの方が安いと思った。年金生活者の私が主夫になってから、新聞に入ってくるチラシを見て安い食料品を買うようになったからこそ、農協販売所の品物が安い高いが判るようになったことは言うまでもない。また、家庭菜園用のナス、ミニトマト、キュウリ、ピーマン等の苗も買ったので6千円近くの出費となったしまった。ガソリンの値段を調べながら小川町に向かうが、私がいれているガソリンスタンドよりも高いので帰ってから入れることにした。             里に近づけば山もはっきりと望めるも、里の桜は散って葉桜となり始めている。林道に取りつけば、高いだけあって、まだ桜は見られる。一番美しく見えるのは、山は若葉が噴き、山桜が華やかさを醸し出していることだ。車を止めては写真を撮りながら水場へと急ぐ。先客がいたので待つかと思ったが汲み終わっていたので、腰痛用のコルセットをして直ぐに180リットルを汲みだす。二本の蛇口があるので効率的に汲んでも一時間を要してしまった。笠山峠へ向かう途中サイクリングロードを楽しんでいる若者に出会う。峠を越え、桜の写真を撮りながら秩父高原牧場へ急ぐ。                              ★秩父高原牧場は天気も良く売店もビジターセンターも開いているので駐車場が満車になるように家族連れで大賑わい。私は二本木峠へと車を進め、牧場の一角にある撮影ポイントで笠山、堂平山、大霧山を撮りながら峠へと進む。峠標識周辺はツツジや黄スイセンに咲誇り絵になる。何時もの「あづまや」で弁当を食べてからカメラと手帳をもってフモトスミレを撮りに行く。色は悪いがそれなりに群生していた。ニオイタチツボスミレが一株有ったので写真に収めて愛宕山の山頂に立った。ついでにと今日は皇鈴山まで足を伸ばす。           ★皇鈴山に登るのは17年ぶりのことである。679mむであるが、山頂の西側に立つ「あづまや」の椅子に腰かけると、西側の目の前に「美の山」、その向こうに秩父市が望め、その奥には城峰山がはっきりと望めるほど展望がよいことを再認識する。また、東側の電波塔は撤去され、芝生も植えられ整備された跡地は展望地に変身していた。帰りに北端の牧草地の中に咲く桜が今見頃で写真に収めて山を下った。

▲粥任田峠〜大霧山

  (H27.2.21)






 今年に入って初めての山清水汲みである。天気図を見ると快晴は今日しかないので急いで支度をして独りで8時過ぎに家を出る。どうしてか国道が混雑しているので上尾に入るのにも時間がかかる。高崎線の高架橋から見える富士山を初めとするどの山も春霞で暈されてしまい輪郭もはっきりしない。川島町を抜けて254号に入るも混んでいて嵐山農協に着くのに2時間もかかってしまった。ここで夕食用の弁当や惣菜を買う。すぐに3000円以上出費していく。最近、自分でも台所を切りもりしているので、野菜の値段を調べてみると、旬でないこともあってかスーパーよりも高い。ガソリンの値段を調べながら小川町に向かう。里山も近づけばはっきりと望め、それなりに山の木立には残雪の影があることがわかる。                    ★昨年は雪で引き返したが、今年は水汲み場までは除雪してあり、それから先は凍てにより通行止めとバリケートされている。誰もいないのでいつもの所で196リットルを汲みだす。二本の蛇口があるので効率的に汲んでも一時間を要した。笠山峠へは通行止めで行けないので、二年ぶりに大霧山に登ることにして下山して県道に入り、秩父高原牧場へ車を進めた。ここから見る堂平山のパラグライダーゲレンデはスキー場のように雪がべっとりと貼り付けられている。登山口の粥任田峠までは雪も除雪されているので順調に走れたが、路肩には雪があり駐車には神経を使った。                                 久しぶりの大霧山登山とあって少し興奮気味。杖を友に登りだす。最初は落葉道なので歩みも順調だったが、高くなるにつれて残雪の道となる。ここで四本詰めの軽アイゼンを持ってくることを忘れていたことに気がつく。残雪は日に当たるところは解けているが、それ以外のところはバリバリに凍っているので滑りやすく登るのに難儀する。杖を友に雪の柔らかい所を選んで登っていく。この道にすぐに崖となっている難所が一か所ある。べっとり雪の貼りついたその細い山路の通過には神経を使った。安全地帯に入った時は一服する。  ★途中で八十二歳とかいう老人に会う。彼の仲間はまだ山頂にいるが、一人がいいので先に下りて来たとか。四〇数年山に登っているというが言葉からして底がしれている。別れてから山頂下でその仲間に会うと元気な老人たちだった。山頂に立てば誰もいない。ここからの景色は大好きでベンチに座り農協で買ってきた弁当を楽しみながら山の景色を独り占めにして楽しむ。そして西に向かって大声で亡くなった大石さん、安田さん、谷口さん、中垣さん、山田さん、安武さんの名を呼び、今、大霧山にいることを報告する。振り返って見ても若き日の山仲間もどんどんと旅立っていってしまった。残っているのは高山さん、大塚さんと私の三人のみ。 ★そのうちに三組のパーティが登って来た。挨拶だけして景色を楽しんだあと下山し始める。下り口には雪がべっとり貼り付いていて踏み跡も凍っているので右側の薮の脇の柔らかめの残雪を踏みしめて下る。この山一番の難所の所も山路は敬遠して右側の木立の中の柔らかな残雪に踏み跡を残しながら下りきった。山が透けていることもあって北風のザワメキが耳に着く。帰りは上り以上に神経を使いながら凍結した山路を下ってきたが、粥任田峠に無事に着けたことに感謝して後にした。

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