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▲笠山峠〜笠山

   (H25.12.22)








毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は10月28日で妻と一緒に汲みに来ている。11月に予定していたが、12月に延ばしたものの私も風邪を引いてなかなか水汲みに行けなかった。今朝6時にウォーキングに出かけたら雲一つない空を見て水汲みに行かなくてはと思い、ウォーキングを途中で切り上げて帰ってきた。病み上がりだから延期したらという妻と喧嘩までして、一人で行くことにして車を走らせた。     ★上尾橋から雪富士が真正面に見えて大感激。荒川の開閉橋からは富士山、浅間山まで見えて感動の連続。川堤から川島町に入れば、刈田の脇を流れる小さな水路には何時ものように老人が糸を垂れている光景が見られ田園の長閑さを感じさせてくれる。田園地帯の広がる東松山に入れば、奥武蔵の山々も近づき所々雪が貼りついているのが望める。嵐山町の農協販売所に着け場、広い駐車場は満車状態。妻から頼まれた総菜や弁当を買って、一路小川町を横切り、笠山中腹の水くみ場を目指す。                                        ★小川町を抜けて槻川沿いに進むと、いつものように近くの爺婆が集まって日向ぽっこしながらおしゃべりを楽しんでいる。里はどこもかしこも静かで老人の姿しか目にしない風景だが、来る度に我々が癒されてしまうのが常である。林道を上り詰めていくと山側に集落と畑があるとは言え、人影はなく静寂極まり寂しさを漂わせている。路肩には落葉が吹き溜まっていることからしても結構風が吹いたのであろう。天気予報では3日前にこちらの山間も雪が降ったと言っていたが、上り行く東の斜面の林道には雪は見られない。水汲み場まで行き交う車も無かったので水汲み場は空いていると直感した。                             案の定、水汲み場は1組が汲んでいるだけで、我々が汲む場所は空いていたので直に汲み始めた。とはいっても一人で180リットルを汲むのには時間がかかる。山清水は意外と温かく、手が濡れてもそれほどの寒さは感じない。私が汲み終わるまで1時間かかったが、その間に新しく汲みに着た人は3組となって順番を待っていた。汲み終わってから写真を撮り、早々にそこを離れ笠山峠へと車を走らせた。峠について驚いたのは、峠から西側の林道は雪がへばり付いており、通行できない状態だ。そこで峠に車を置いて笠山に登り、来た道を戻ることにした。峠には杉材の切り出しが行われており、丸太の集積場に丸太が高く積まれている。その脇の駐車場に車を止めて笠山に向かう。                                      山陰の林道は10cm〜20cmほど雪があり、凍りついている。滑らないように柔らかな雪面を踏み登山口に着く。ここから笠山西峰までは一気の登りであるが日当たりの部分には雪はないものの、頂上近くにはうっすらと積もっている。誰もいない快晴の山頂で休んでいると、若者が二人東峰からやってきた。話をすると、國學院大學2年制で一人はお父さんがわが故郷山梨県の身延町出身で、現在、北本市に住んでいるという。箱根駅伝や故郷の話で意気投合し30分以上も話してしまった。最後は若者が写真を撮らせて言うので一緒に撮ってから別れた。私も笠山神社のある東峰に登り、そこから見る堂平山のパラグライダーゲレンデは雪がべっとり貼りつきスキー場のように見えた。日射しを浴びながら食べる弁当はうまかった。その間に大石さんと登った山々のことが蘇ってくる。私も彼に話しかけるように独り言に明けた。振り返ることの山行が多くなったが、大石さんがいてこそ南アルプス一周縦走が果たせたことに感謝あるのみ。

▲白石峠〜堂平山

   (H25.10.28)







 毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は8月27日に一人で汲みに来きている。その時に汲んできた水は196リッターである。約2ヶ月間で使い切った。暑い時は使い切りも早いが、秋になると消費量も少なくなる。今年に入ってからは私一人で来ることが多かったが、今回は妻に声を掛けたら行くというので、洗濯物を干してから家を9時半すぎに出た。国道の混雑はそれ程の事もなく抜けられる。上尾から川島町に入るまでの荒川沿いの川堤を走る間の土手はセイタカアワダチソウが黄色い花をつけて飾り立てている。川島町の刈田の水路では釣りを楽しんでいる長閑な風景が目に入ってくる。                                   ★今日は晴れているものの我々が目指す笠山も霞んではっきりしない。妻にとってはドライブとあって気分転換にもなり多弁になる。街道沿いの家々の庭には柿花火が見られ、実りの秋を実感させてくれる。そんな風景が嵐山町農協販売所まで続く。毎回立ち寄って、ここで野菜、総菜や弁当を買うのが常である。今日も買い込んで途中のガソリンスタンドの価格を見ながら小川町の所管する笠山の水汲み場へ急いだ。小川町から槻川を渡りすぐ左折に曲がると河原があるが、夏とは違って誰もいない。少し前の台風で水量があり流れはさらさらと音を立てている。山を背にした集落は人影もなく太陽が燦々とふりそそいでいる。この辺りは紅葉もそれほど色づいていないが、やはり柿花火が秋を感じさせてくれる。水汲み場までの林道の両側に点々と建つ農家も静まり返っている。道中、行き交う車もないのでもしかしたら水汲み場は空いているのではと期待する。木の葉降る林道を一気に上っていく。                                                                          ★木立に囲まれた少し暗い、林道脇の山清水汲み場に着けば、天気が良いのに誰もいないのにはびっくりする。台風の後なので流れている水量も多く噴き出している。毎回汲んでいるむき出しの水汲み場には二本の蛇口があるので、そこで汲むことにして蛇口にガーゼを付けてペットボトル72本と20ℓ用のタンク2個に山清水を汲み始める。水量が多いのですぐに汲めたことや二人なので普段一時間かかるところを半分の時間で汲めた。水汲み場の柵に小さな板に「9/7ここで赤マムシを見たのでご注意」と書いてあるのに気づき、念のため竹の杖を出しておく。今日は汲んでから一端小川町に下りてガソリンを入れて、再度、違う道から堂平山を目指す。                       ★というのは今年中に堂平山の天文台で星空観察教室を行っているので、奥さんが参加したいということから道順を確認するためである。この山は水汲みに来た時には笠山峠から歩いて登っているが、車で来ると歩くことも少なく簡単に876mの山頂に立つことができた。天文台には家族連れが来てここからの風景を楽しんでいた。我々は天文台で観察予定日と連絡先を確認してから山頂に立ち、秋日を背に昼食を楽しみ、写真を撮ってから一面に芝生の広がるパラグライダーのゲレンデに行く。ここからは大霧山、秩父高原牧場、先ほど水汲みした笠山が目の前に広がる。景色を見ているだけで言葉はいらいない。こんなところで昼食するなんで本当に贅沢だと思ってしまう。帰りはここに車で来るまでのルートを確認しながら県道172号を下っていく。途中の都幾川町の農産物販売所に立ち寄り買い物して172号を道筋に下り、国道254号の旧道に出ていつもの道を通って帰ってきた。本当に1日よく遊べたことに感謝

▲笠山峠〜愛宕山

   (H25.8.27)


槻川から笠山を望む

秋海どうの花

山清水汲み場




 毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は7月12日に一人で汲みに来きている。前回は7月初めに梅雨が明けてしまい、猛暑日が続いている最中の蒸し暑さである。今年の暑さによる熱中症で亡くなった人は東京だけでも300人を超えていると報道されているようにこの夏の暑さには厳しいものがある。今日は一人なので気ままに行動できるのが一番うれしい。8時半に家を出る。国道の混雑はそれ程の事もなく抜けられる。上尾から川島町に入るまでの荒川沿いの川堤を走る間の土手は青草一色であるが、秋めく風が吹き爽やか。また、空は秋で今日は遠嶺もはっきりと見え、その後ろには雲の峰や浮雲見られる。そんな風景が嵐山町農協販売所まで続く。毎回立ち寄って、ここで野菜、総菜や弁当を買うのが常である。今日も買い込んで途中のガソリンスタンドの価格を見ながら小川町の所管する笠山の水汲み場へ急いだ。          ★小川町から槻川を渡りすぐ左折に曲がると夏休みで家族連れの姿もあり。前回の時に見た絵描きの人が浅い川の中にイーグルに大きなキャンバスを立てて絵の仕上げをしているではないか。ここは公衆トイレも近くにあり、コンビニもあるので家族連れで川遊びをするには絶好の場所だ。私も河原に下りて笠山の写真を1枚撮る。林道に入れる手前に秋海堂の花が満開で写真を撮りに来ている人も見かけられる。惜しむらくは木立の中に咲いているので写真を撮るには陽の光がほしいところだ。水汲み場までの林道の両側に点々と建つ農家も静まり返っている。道中、行き交う車もないのでもしかしたら水汲み場は空いているのではと期待する。   ★さて、山清水汲み場に着けば、ここで一番人気のある蛇口に1組いるだけで、むき出しの水汲み場は空いているのでそこで汲むことにする。今日は準備万端なので前回のように濾過用のタオルを忘れてくるようなことはなし。ペットボトル72本と20ℓ用のタンク2個に山清水を汲み始める。途中で奥さんが日本人のパキスタン人が汲みに来たので、少量なので私が使っている蛇口を使わせた。話をするとここの水は本当に美味しいと褒めていた。これからはごみ取りのガーゼと輪ゴムを持ってくるように教えてあげた。彼も気持ち良く帰って行った。私が汲み終わったところへ、練馬ナンバーで女性が運転してきたので、パーマ屋さんと声を掛けると覚えていてくれた。今日は子供を含めた家族連れで、堂平山で遊んでから来たという。この方に会うのは3回目である。本当に珍しいことだ。火曜日がお休みなので汲みに来るのであろう。汲み終わると一番の目的が終わったのでほっとする。あとは夕方まで楽しむことにして笠山峠から愛宕山に向かう。          ★秩父高原牧場まで行き、そこから何時ものように東秩父村のキャンプ場の一角にある林道わきの「あづまや」へ車を走らせた。青葉茂る林の中にある「あづまや」は、風がさわやかに吹き抜け温度も低く心地よい。そんな環境の中での農協で買ってきた弁当を食べるのは最高に美味しい。昼食後は句帳とカメラを持って愛宕山に登る。簡単に20分ほどで登れるのがいい。帰りの林道で2m以上もある青大将を轢いてしまったらしいタイヤがゴツンと音がしたのでミラーを見れば、草むらに逃げ込むのが見えた。牧場にはコスモスが満開である。それを前景に入れて笠山の写真を撮る。夏休みなので売店も開いており、かき氷の旗もでていた。楽しい一日となった。

▲笠山峠〜愛宕山

   (H25.7.12)

 毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は5月27日に一人で汲みに来きている。前回は梅雨入り前の天気で雲はどんよりと垂れ下がり蒸し暑かったが、今回は7月初めに梅雨が明けてしまい、猛暑日が続いている最中で前回とは違った蒸し暑さである。今日は妻も来ているので前回のように自由気ままに遊ぶわけにはいかない。9時半に家を出るが国道の混雑には蒸し暑さが輪をかける。上尾から川島町に入るまでの荒川を越えて川堤を走る間の土手は木陰もなく青草が茂り、一層の蒸し暑さを感じさせる。また、夏靄のため空はどんよりして遠嶺などは何も見えない。そんな風景が嵐山町農協販売所まで続く。毎回立ち寄って、ここで野菜、総菜や弁当を買うのが常である。今日も買い込んで途中のガソリンスタンドの価格を見ながら小川町の所管する笠山の水汲み場へ急いだ。小川町から槻川を渡りすぐ左折に曲がると夏休みには家族連れで賑わうキャンプ場がある。今日は絵描きの人が浅い川の中にイーグルを立てて腰かけて油絵を描いていた。ここは公衆トイレも近くにあり、コンビニもあるので家族連れでキャンプするには楽しい場所だ。あと1週間もすれば賑わうことだろう。里山が目の前に広がる。山間に集落が固まっているが、今日は暑いので人影はない。                        ★林道に入れば水汲み場までの林道の両側に点々と建つ農家も静まり返っている。道中、行き交う車もないのでもしかしたら水汲み場は空いているのではと期待する。さて、山清水汲み場に着けば、ここで一番人気のある蛇口に1組いるだけで、むき出しの水汲み場は空いているのでそこで汲むことにする。濾過用のタオルを忘れて来たので小川町の薬局で買ってきたタオルを巻きつけてペットボトル72本と20ℓ用のタンク2個に山清水を汲んでいく。今回は妻も岩の下の水場で24本汲んでくれたので短時間で組み終わることができた。汲み終わると一番の目的が終わったのでほっとする。あとは夕方まで楽しむことにして笠山峠に向かう。昨夜、雨が降ったらしく林道の側溝付近は落ち葉などが流れてきた後も見える。峠から東西の下界を見下ろせば夏靄が広がりはっきりしない。峠から西側に下る途中で灰色に近い雌の鹿に出会ったのでカメラの用意をするも山の中に紛れてしまった。はっきりと二人の脳裏に焼き付いているが、水汲み場の看板に出ている熊ではないことは確かだ。こんな出会いは私にとっても初めてのことなので感動したことは言うまでもない。                             ★秩父高原牧場まで行き、そこから何時ものように東秩父村のキャンプ場の一角にある林道わきの「あづまや」へ車を走らせた。青葉茂る林の中にある「あづまや」は、風がさわやかに吹き抜け温度も低く心地よい。そんな環境の中での農協で買ってきた弁当を食べるのは最高に美味しい。昼食後は句帳とカメラを持って愛宕山に登る。変哲もなく簡単に20分ほどで登れるが、前回と変わったのは山頂に9月1日に実施される第1回外秩父トレイルランニングの小さな標識が立てられていることだ。今、流行りの舗装路以外の山野を走るスポーツの一種。帰ってから調べると、寄居町役場〜波久礼駅前〜小林みかん園〜葉原峠〜釜山神社〜登谷山〜秩父高原牧場〜定峰峠〜白石峠〜大野峠〜飯盛峠〜大平尾根〜戸神〜大満農村公園〜西山高取〜越生町役場前(44.2km)400名募集で参加費6千円。また、山路の途中に634mは東京スカイツリーと同じ高さの標識も新しく立てられていた。

▲愛宕山〜登谷山

   (H25.5.27)


笠山


愛宕山


登谷山から皇鈴山を望む

秩父高原牧場のポピー畑

 毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は4月5日汲みに来きている。今日は梅雨入り前の天気そのもので雲はどんよりと垂れ下がり蒸し暑い。お花も以前よりは新鮮さが失われ、見ている我々も感じなくなっている。それでも俳句が新鮮に詠めるということで、我が家から小川町まで来る間にどれだけのお花を楽しんでドライブしてきたことか。今日は200リットルの山清水を一人で汲むには早く行って場所を確保せねばならないので普段より1時間早く8時半に家を出た。まずは上尾から川島町に入るまでの荒川を越えて川堤を走る間の土手を染める菜の花も終わり、川堤を離れるあたりからの桜も終わり、目にも優しい若葉で満ちている。そんな風景が嵐山町農協販売所まで続く。毎回立ち寄って、ここで総菜や弁当を買うのが常である。今日も妻に頼まれた物を買い込んで早々に小川町の所管する笠山の水汲み場へ急いだ。                 ★小川町から槻川を渡りすぐ左折に曲がると里山が目の前に広がる。山間に集落が固まっているが、ここも若者が田畑を耕す風景は遠の昔に無くなっており、時々、老人の姿を見かけるだけになってしまった。しかし、休耕田以外は田植えが終わったており、田には水がはられ、早苗が風に揺らいでいる光景を見るのも楽しいものだ。林道に入れば水汲み場までの林道の両側に点々と建つ農家も静まり返っている。道中、行き交う車もないのでもしかしたら水汲み場は空いているのではと思った。さて、山清水汲み場に着けば、推測していたように誰もいない。ここで一番人気のある蛇口に濾過用のタオルを巻きつけてペットボトル72本と20用のタンク2個に山清水を汲んでいく。そのうちにご夫婦の方が汲みに来た。彼らも私が汲んでいる処で汲みたいので待つという。そんなこともあって急ぎ184リットルを45分ほどで汲めた。待っているご夫婦も私が終わったらすぐに汲みだした。汲み終わって水場周辺を見ると小川町が掲出した看板に「熊の目撃情報」があった。また、その隣には笠山峠から東秩父村には崖崩れのため通行止めになっている知らせもあった。                 ★そこで私も峠越え出来ないことが判ったので、来た道を引き返し東秩父村役場経由で秩父高原牧場へ向かう。その道筋には「ポピー開花中」の看板があり、何台もの車がそれに案内されるように上っていく。私も列に紛れ込んで秩父高原牧場まで行き、そこから何時ものように東秩父村の山のキャンプ場の「あづまや」へ車を走らせた。ここは若葉噴く木立の中に廃れたキャンプ場があり、林道わきに「あづまや」がある。ここにいると風がさわやかに吹き抜け温度も低く心地よい。そんな環境の中での農協で買ってきた弁当を食べるのは最高に美味しい。昼食後は句帳とカメラを持って愛宕山に登る。変哲もなく簡単に20分ほどで登れるが、春は山スミレの群生地である。今日、ツツジが見事であった。写真を撮ってから車で久しぶりに登谷山に行く。登山口にある牧場は廃墟化してしまった。大きな「牛魂碑」だけが残り、その昔を語っている。山頂からは展望がきき景色は素晴らしい。ここにも妻との思いである。早々に下山して、「ポピー開花中」の看板に導かれて高原牧場のポピー畑に向かう。道路も整備されており、ポピーは咲き出したばかりなので勢いがあり、実に見応えがあった。牧場近くの農家で鉢の花を買って今日の旅を終えた。

▲笠山峠〜笠山

 (H25.4.5)



  毎月一度は小川町笠山に山清水を汲みに来ている。前回は2月25日汲みに来た時は、林道が凍てており笠山峠まで行けなかった。それから1ヶ月も経つと花爛漫で春真っ盛りで、我が家から小川町まで来る間にどれだけのお花を楽しんでドライブしてきたことか。まずは上尾から川島町に入るまでの荒川を越えて川堤を走る間の土手を染める菜の花は今が真っ盛りの黄一色で目を見張る。日傘をさして観賞しているご婦人がいる。まるでモネの絵画を思い出す。川堤を離れるあたりから桜が満開を過ぎたとはいえ、風に揺すぶられて花吹雪となり、至る所かまわずに花びらが落下し吹き溜まりを作っている。                          ★東松山に入れば家の敷地も広まり家々の庭にも桜、梅,桃の花が見られる。時には車を止めて観賞したくなるほど形が良くて絵になる景色を醸し出している家もある。嵐山町に入ると、国立婦人教育会館の広い敷地は、芽吹き始めていることもあって緑一色の林が続き山桜などの花は見られない。近くの菅谷氏の城址も木立の色一色で昔の面影を残している。                                        ★嵐山町農協販売所に毎回立ち寄って、ここで総菜や弁当を買うのが常であるが、ここで一番の景色は西側に広がる畑の一角に菜の花が一面に咲き乱れ、その後ろに低い里山がが広がり、山桜と芽吹きの若葉色が入り混じり春を感じさせる明るく朧色で包んでいる。                                  ★小川町に入ると釣堀があり周辺には桜もあって、今は花も過ぎているが花吹雪となり、その中で釣り糸をされている風景は絵になる。そこを通りすぎると左手には低い仙元山全体が山桜と芽吹き色に包まれている明るい風景には思わずカメラを向けてしまう。この山にも桜並木があったり、カタクリの群生地があったりで人気のやまでもある。小川町周辺の山々も転々と山桜が咲き乱れ山を明るくしている。この風景は故郷「身延」を思い出させてくれる。この町も廃れてはいるが、長閑で山あり、川ありと自然に恵まれているので住んで見たいところだ。小川町から槻川を渡りすぐ左折すると桜並木が満開でそこから笠山を望める。今日も早いのに川原に二組の家族連れが来て楽しんでいた。私も写真を撮る。ここからは農家の家が多いので庭も広いので色々な草花が花を咲かせている。特に目立つのは薄桃色で満開のミツバ躑躅である。我が家も例年になく良く咲き満開だったが、今年はどこに行ってもこの躑躅の花は目立つ。そこから水汲み場までの林道の両側に点々と建つ農家の庭にもこの躑躅が満開に咲き満ちている。ここまで本当に花見ドライブで楽しかった。だから俳句も花が中心になってしまった。さて、山清水汲み場に着けば、先着組が一組だけで真ん中の汲み場が空いていたので車を横付けして160リットルを40分ほどで汲めた。私の後に4組も来ていたのには驚いた。                    ★汲み終わってから笠山峠に車を走らせる。高度を上げるに従って山桜は蕾でまだ開花していない。やはり気温が低いのであろう。峠に車を置いて久しぶりに笠山に登る。霞んでおり眺望はなし。神社まで行き祈願してから神社裏手の岩場で昼食を食べていたら老人4人が登ってきた。挨拶してから峠に下りて、秩父高原牧場の名木の桜を見に行くが、まだ咲いていない。それではと二本木峠の山スミレを見に行く。落ち葉の中に沢山咲いていたので写真を撮った。牧場はやはり五月が一番花の見ごろなのかも知れない。牧場近くの農家で100円で二鉢の花を買って今日の旅を終えた。

▲高麗山〜湘南平

  H25.3.30









  三月三十日、昨夜は雨だったので今日のハイキングがどうなるのか心配だったが、天気予報は雨マークがなく、曇りなので中止などは考えなかった。大宮は朝も霧雨が降っていたので傘は杖代わりになる大きな傘を持って出かける。大宮駅で弁当に結びを二つ買いこんで、湘南ラインに乗り込むも混んでいるので渋谷まで座れなかったものの、車窓の桜が眺められた。満開を過ぎて花曇となると桜の花にそれほどの感動を覚えない。湘南ラインで大磯まで乗り換えなしで行けるのがいい。早く着きすぎたので、駅前のパン屋でパンを二つ買い、ビールなど飲めるお店を教えてもらい、その足で観光協会に行き、観光案内図とをいただきながら、どの道をいったらよいか教えてもらい、今日は下見のむ道よりも旧東海道を行くのが賢明と考え、それに変更することにした。                                    ★今日は、冷え込んだ花曇でどれだけの人が参加してくれるか心配し、東海道線大磯駅で皆さんをお待ちしていたところ、十九名と大勢の会員が参加してくれました。一番嬉しかったのは82歳の岡部さんが参加してくれたことと、初めて川崎さんをはじめ、三名の方が初参加してくれたことです。それ故に無事に大磯駅に戻って来られるように気を引き締めて出発し、まずは旧東海道の雰囲気を醸し出している松並木道を進み、高来神社入口で東海道と別れ、高麗山の登山口である高来神社に着きました。ここの桜も満開を過ぎていますが、神社を明るくしています。                ★ここで遅れてくる高橋さんを待つ人を残して、我々は先に登りだす。ここで左の男坂と右の女坂に分かれますが、我々は女坂を行きした。常緑樹が多いので道は、暗いですが整備されています。私も皆さんも喘ぎあえぎ登り、展望のない高麗山(一六八m)に着きました。ここで一息入れてから尾根を西へと登り下りし、道中の山スミレなどのお花を観賞しながら、展望のよい八俵山に着きましたが、花曇では霞んでいて眺望は良くありません。そこから登り下りして、昼食場所として考えていた、一等三角点のある浅間山(一八一m)に着きました。ここにはベンチとテーブルが二つあるので両方使えればと思っていましたが、一つは先着組が使っていたので、もう一つを女性に使ってもらい男性はシートを敷いて昼食としました。楽しい昼食の始まりですが、寒くて食事を楽しむところでなく、早々に切り上げて、西下して石段をひと登りすれば千畳敷とも呼ばれる湘南平(一七九m)に着きました。まずは地上70m位の高さがあるテレビ塔の地上15m位のところにある展望台に上り、眼下に広がる相模湾の海岸線をはじめ、丹沢山塊、江ノ島などを眺望しました。晴れていればもっとパノラマが展開したのでしょうが花曇では仕方ありません。湘南平は桜が満開で、車でも来られるので大勢の家族連れで賑わっています。私たちも桜を背に記念写真を撮って、しばらく休んでから下山をはじめましたが、道中の山吹の花きれいでした。                                                     ★麓に下り切ったところに小さな善兵衛池があり、こんな山奥の水田開発に自費を投じて池を作った人の由来が書かれた標識があります。そこから案内標識に導かれ広くて静かな通りを抜けるようにして東海道線の夢の地下道を抜けて大磯駅に無事着き、解散とあいなりました。男性はパン屋で教えてもらったお店により打ち上げの乾杯をしました。お酒の飲めない私から見て、こんなに寒いのに皆さん中ビン一本をそれぞれが飲んだのには感心しました。私はココアとパンで体を温めました。解散後は電車の待ち時間が三十分もあったので寒くて大変でした。


▲粥任田峠〜大霧山
  (H25.2.25

  1月に小川町笠山で汲んできた山清水を飲みきってしまい、防災用として確保してある飲料水を使い、その上1ケース買ってきて使っていた。山に水汲みに行こうと思っても天候が定まらず雪も降ったこともあって行きそびれていた。雪が降れば林道が凍てつくのでスリップして危ないのでどの日にするか難しい。雪が降ってからしばらく置いて天気が続き解けてからと予測し、昼間に林道を走るのが安全なのでその日を待っていた。今日は天気も良いので時間を有効に使おうと急遽汲みに行くことにした。妻と行く予定にしていたが何しろ行かないというので私独りで行くことになった。何しろ素晴らしい天気、上尾橋に来ると真っ白で澄んだ富士山を見えて大感激。荒川を渡る開閉橋から丹沢山塊、奥多摩の山々、秩父連山、奥武蔵の山々、遠浅間、榛名連山、赤城山や日光連山が見渡せ言うことなし。独りなので慎重に運転して荒川の川堤を走しらせる。こんなに山が丸見えの日は珍しい。まずは嵐山農協で弁当や惣菜を買って小川町に向かう。嵐山のガソリンスタンドのリッターの値段を見ながら水汲み場の笠山へと急ぐ。                                ★水場への林道は、雪もなく路肩に落葉の吹き溜まりが見られる程度で走りやすいが、山の斜面の木々の間には雪が少し見られる。最後の家を過ぎて本格的な林道に入る入口に「凍結のため通行禁止」の立て札がある。しかし、その先から水場までは雪なし。水場に着けば、水場周辺は凍結している。多分、雪のためではなく岩清水が流れ出して凍結したものであろうと推測できる。先着の人が2組いたが右手のホースから取り入れている蛇口から汲むのを待っているというので、中間のむき出しになっている蛇口で汲んだ人が終わって帰ろうとしているので、そこを使って汲むことにした。今日は一人で160リットル汲むのにどれだけ時間がかかるのか計ることにしてくみ出した。今回は差込如雨露を持ってきたので、それをペトポトルに入れて水を流し込むので座って汲むことがないので腰に負担はかからず楽だった。水温は意外と温いので手の凍えも助かった。汲み終わって時間を見ると1時間15分かかっていた。終わったときは何時ものごとく一仕事終わったという気持ちに駆られる。岩清水の氷柱の写真を撮ってから笠山峠越えをして秩父高原牧場へと向うが、笠山峠に向かう途中で林道の凍結が酷く引き返して里に下り、秩父高原牧場へ。牧場のヘリポートからの眺めは素晴らしいので思わず車を下りて写真を撮る。                      粥任田峠の道は、除雪もされており車も路肩に止められた。杖を友に登りだすが、凍結しているのにはびっくり。霜柱が盛り上げてそのまま凍結している。だから道は凸凹で北風が唸りながら落ち葉を自由自在に操りながら吹き抜けていく。こちらも方をすぼめるほどの寒さ。登るにつれて山道の残雪が凍てて滑りやすくなる。一箇所危険なところがあり、そこの通過には時間を掛け、神経も使った。やがて北斜面の頂上直下に出れば、一面の残雪で滑らぬように神経を使いながら山頂に立つ。驚くなかれ、山頂は日当たりが良いので雪がない。遠くに雪を被る蓼科山や浅間山の煙も見えるほど展望がよく言葉要らずの風景で私をもてなしてくれる。日当たりの良いベンチに座って農協で買ってきた弁当を食べながら景色を楽しむ。素晴らしい景色だよと、亡き大石さんに語りかける。帰りは上り以上に神経を使いながら凍結した山路を下る。時には山路を外れて木々の間を下ることもしばしば。粥任田峠に無事に着けたことに感謝して後にした。



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