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どういう縁か知らないが、偶然にも鹿児島出身の女性と結婚したことから、九州の山に登る機会を得たことは言うまでもない。結婚後、初めて妻の里「鹿児島」に里帰りした時に、この機会を逃す手はないと屋久島の宮 之浦岳 に登山した。その後、義母たちと訪れたことのある「えびの高原」の韓国岳や高千穂の峰に登った。 また、仕事 で福岡市に出張した帰りに雲仙を訪れて妙見岳に登った。定年後には、里帰りして祁答院町のいむた池の辺に聳 える飯盛山に登った。これまで登った山々を紹介して行きます。祖母山、傾山、阿蘇山、久住山、国見岳、開聞岳等について前々から登りたいと思っていたが、チャンスは自分で作るものと言えど、未だにその チャンスが巡ってこないことや、ますます機会が遠ざかっていくのが現実である。
●奄美大島・高崎山 ★夜出でて船南下せし春の旅 ★奄美へと行く船揺らす春の海 ★島人の心温しやハイビスカス ★方言のやさしさを知る春の島 ★人知れぬ美しき浜春深む ★春天や灯台の白美しき ★美しき浜に人影なき春や ★恐々と山越えにけりハブの山 ★真顔して五感鋭きハブの山 ★島女にラブレターもらう弥生かな
●屋久島・宮之浦岳 昭和37.3.29 ★夏雲や海原を飛ぶ小型飛機 ★小杉谷へとトロッコ行く夏の川 ★浮雲の芙美子を偲ぶ夏の島 ★暑き夜の山小屋泊まり雑魚ねかな ★夏山へ犬のお供に心強き ★古代杉見て生命知る夏の山 ★夏山や土砂降りの雨一日中 ★夏雨に屋久島の山沈みけり ★雨山と言われし夏の宮之浦岳 ★滝を見せ山を下りしトロッコかな ★雨降れど沢水清き夏の島
●高千穂の峰 昭和60.2.23 ★山晴れて日向ぼこせし鹿親子 ★冬ざれや麓の茶屋に客はなし ★手入れなき見晴台の冬景色 ★潅木も途切れて山は冬坊主 ★冬天や足をとらるるザラ場かな ★北風の強まりて痩せ尾根をはう ★山の地図吹き飛ばしたる北の風 ★青天に風のうなりや天の逆鉾 ★寒風や鐘鳴らし山小屋に入る ★山小屋の登山簿に記す二月かな
●雲仙妙見岳 昭和61.1.31 ★バス上りゆく峠路の冬霞 ★島原を丸ごとつつむ冬霞 ★暖冬や霧氷も咲かぬ山の木々 ★冬山へ客二人かなロープウェイ ★冬温し霞中行くロープウェイ ★残雪も凍てる山路や雲仙岳 ★冬天や風なき山の温さかな ★絵になる景色ほど遠し眠り山 ★冬寂し峠の茶屋に客はなし ★冬天に湯煙の立つ裾野かな
●韓国岳 昭和62.8.17 ★南国の高原に涼風吹きぬ ★八月や子守唄聞き義母偲ぶ ★火口湖も真夏日映し緑色 ★夏雲や硫黄臭いし登山道 ★登山口なき雲の峰見つめをり ★潅木のトンネル抜けて山暑し ★遠雷や怪しくなりし山の空 ★雷鳴るや三角点に雨ぽつり ★火口底より吹上し夏の雨 ★雷去りて家族登山者登り来る
●祁答院町・飯盛山
平成18.10.3 ★南国の高原に涼風吹きぬ ★八月や子守唄聞き義母偲ぶ ★火口湖も真夏日映し緑色 ★夏雲や硫黄臭いし登山道 ★登山口なき雲の峰見つめをり ★潅木のトンネル抜けて山暑し ★遠雷や怪しくなりし山の空 ★雷鳴るや三角点に雨ぽつり ★火口底より吹上し夏の雨 ★雷去りて家族登山者登り来る
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