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▲高麗山〜
湘南（H24.12.2）
▲旅に出る朝の頬刺す寒さかな
▲凍て空の丹沢山塊雲垂れぬ
▲山肌も斑模様の紅葉色
▲静かなる神社へ続く落葉道
▲神の山へと落葉踏む一人旅
▲冬の丘シニアハイカー元気なる
▲落葉して寂しき山の深山樒
▲雲間より冬日の斜光海照らす
▲山に立ち寒さしみる鉛空
▲一人旅落葉だらけの山寂し
 高来神社 |
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来年３月３０日に実施予定の退職者会ハイキングの下見に行く。何しろ大宮から大磯まで２時間で行けるので早く家を出て初めて大磯の駅に降り立つ。神奈川県民の森に指定されている高麗山へと、岩崎元郎の書いた案内書に従ってまずは高来神社を目指す。線路を進み何とか神社に着いた。本殿の脇にある登山道に取り付く。ここは女坂と男坂があるので右の女坂をのんびりと登る。道は常緑樹の林の中を高みへと登っていくが、意外と岩が多く歩きにくい。余り日が射さないので登りには良いかも知れない。登りだして２０分位で高麗山に着いてしまう。先を急ぐとすぐに八俵山に着く。ここから少し下り、少し登れば181.3mの一等三角点のある浅間山である。浅間山から少し下り、鞍部から右手の道を登れば７０ｍはあると言われているテレビの塔のところに出る。ここが湘南平といわれているところで運動場みたいな広さがあって公園となっているのだ。その近くには駐車場もあって車でここまで来る人も大勢いる。トイレもあり言うことなし。西側には |
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▲粥任田峠〜大霧山
（H24.11.20）
★晩秋の晴れわたる富士霞をり
★目を見張る銀杏もみじの並木道
★草紅葉して川堤晴れわたる
★里山に近づき紅葉仰ぎ見る
★天高し里の自然に癒される
★熊も出る落葉だらけの水汲み場
★北風に木の葉舞い散る山路かな
★亡き友を偲ぶ山へと落葉踏む
★山に立ち亡き友偲ぶ秋の暮
★秋晴れの山頂我独り占め
 笠山 |
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 大霧山を望む |
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 粥任田峠 |
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 川島町から笠山を望む |
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昨日まで急に冬将軍が降りてきたことから雨風が強く、畑に初霜があったりしたが今日は素晴らしい天気なので、風邪気味の妻を連れて行かず私独りで出掛けることになった。定番コースの先ずは嵐山農協販売所で惣菜、野菜、弁当を買って笠山の水汲み場へと急いだ。水場に来て見ると、毎回汲んでいる水場で待つことなく汲めた。突然、こんな林道に自衛隊の装甲車が山から下りてきたのにはびっくりした。汲み終わってから笠山峠を越え笠山の紅葉などを鑑賞しながら下る。 ★秩父高原牧場経由で大霧山登山口の粥仁田峠へと急ぐ。峠には誰も駐車していないので閑散としている。登山口を登りだせば、そこは落葉の世界となる。杖を友に登りだす。風音がすれば木の葉が舞う。耳を澄まして俳句を捻りながら、自然の風景の中に自分を同化させて登って行く。山頂直下で３人の山ガールに会う。声を掛けると２８歳とか若くてピチピチしていて勢いがあり、ものおうじすることなく答えてくれたのがうれしかった。別れて山頂に立てば、独り占めの世界暫く見とれていた。そこへご夫婦連れが着いたので、写真を撮り合って別れた。私は独り山頂に残って山の景色を楽しんだ。両神山とその奥に広がる奥秩父の峰々、上越国境の山々等はっきりと見え言うことなし。今日は幸せな登山日和だった。 |
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▲弥彦神社〜村上瀬波温泉〜山寺（立石寺）
（H24.10.15〜16）
★秋風や上越国境山ばかり
★旅に出て刈田広がる越後かな
★弥彦山より佐渡見えて鳥渡る
★秋深む林の中の御神橋
★秋魚の売り声高き寺泊
★暗闇の波音近き秋の宿
★灯台の灯りは遥か夜長かな
★コスモスの後ろに見える鳥海山
★月山や庄内平野秋深む
★天高し山寺仰ぎ橋の上
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第一日目、妻が夕日で有名な村上瀬波温泉の夕日を見て見たいという思いから今回の旅が始まった。今日の関東地方は快晴であるが、新潟は午前中雨、午後曇りである。関越トンネルまでは快晴であったが、トンネルを抜けた先は越後で雲が垂れ下がり、山は沈み雨が激しいのには驚いた。これが続くのかと思うと気が滅入るが、日本海に近づくに連れて雨も次第に上がり、空は明るくなりだして青空も覗くようになった。こうなると旅の楽しさは百倍にもなる。 ★先ずは念願だった弥彦神社を訪れて弥彦山に登ることにした。弥彦山へは一気に山頂近くまでロープウェイを使う。空は晴れわたる山頂駅に着いて少し高台の展望台に立てば、北に佐渡島、南に米どころの平野が望めるほどの絶景である。山の茶屋で味噌おでんを食べながら景色を堪能してからロープウェイで下ってきた。 ★次に寺泊を我々も訪れてみた。函館や金沢の駅前の魚市場をイメージしてきたが、現地に着いて寺泊商店街を見た途端にスケールの小ささに失望してしまったことは言うまでもない。松前漬を買って早々に引き上げた。 ★村上瀬波温泉の夕日は５時頃というので三条・燕ＩＣから高速に入ったが、村上瀬波温泉まで１００キロに近い距離に驚き、何とか間に合わせようと車を飛ばしたものの夕日に間に合わなかった。部屋に入れば、北側には日本海が広がり、浜辺に寄せては返す波頭が見える。おぼろげながらも佐渡島の灯も見え、北上に粟島の灯台の灯がはっきりと望める。やがて日本海も暗闇に沈み、窓越しに微かに波音のみが聞こえてくる。石油を掘っていたら温泉が湧き出したのが瀬波温泉という。湯船も広くて海が目の前に望め言うことなし。宿の一番の楽しみは食事である。何しろ日本海で獲れた魚料理が多く、特に刺身が美味しかったことは言うまでもないが、我々老齢者にとって沢山の料理を食べるのに一苦労してしまう。 第二日目 何時ものようにウォーキング起床で５時過ぎに目が覚めてしまう。窓越しに日本海を見渡せば白々と明け始める。朝焼けのような暖色に映える海面が見える。朝日が上り始めているので部屋を出て、廊下の窓越しに目をやれば東南に広がる凸凹した山並みの稜線を縁取るかのように日の出が上り始める。妻に声を掛けて二人して日の出を見る。ここに泊まった目的は日本海に沈む夕日を見ることであった。今回は残念ながら見られず楽しみを来年までお預けにしたが、山からの日の出を見ることが出来て本当によかった。日の出を写真に収めたことは言うまでもない。来年も夕日を見に来ることを楽しみにして宿を後にした。 ★今日は新潟の「コシヒカリ」を買うことも予定に入れていたので、宿から教えてもらった農協に出掛け、ガソリンを入れ、コシヒカリを買ってから ★ ★山寺への道順もインターネットで調べプリントしてきたが、現実にはそのイメージどおりに行かないので一箇所方向を見間違えそうになった。昼間なので信号についている案内標識に従って進みだいたい間違えることなく目的地に着くことが出来た。わからないので最初に見つけた個人の駐車場に車を止めて、竹杖を用意して山寺を目指して歩き出す。欄干が赤く塗られている大きな橋を渡る。この橋から垂直上に見上げれば、緑に包まれ岩壁の上に建つ山寺の展望台となっている五大堂が目に入る。以前、ＮＨＫテレビが放映したこともあってか、観光名所として大勢の観光客が訪れるようになったのではと思うが、昔から ★我々も竹杖を友に山門をくぐる前に観光記念写真を撮る場所で、写真を撮ってから石段を上り詰めて布袋様の横たわる本殿にお参りする。そこからほど近くに松尾芭蕉と弟子の曾良の銅像がある。そこから五大堂を目指して緑陰の中のジグザグの狭い石段を妻の歩みに合わせて登りだす。ここの山の岩石は柔らかいので彫り物もあるが風化しているため読み取れない。松尾芭蕉が詠んだと言われる蝉塚も保存されている。大勢の観光客がそこを行き交うのだから混雑時には大変だ。今日はすいているのでゆっくり登れた。妻は五大堂の直下のお寺で足を止めた。私は一人で五大堂に立った。ここからの絶景に言葉はいらいない。昔の人の技術力には頭が下がる思いがした。下りてから茶屋で食べた桜のソフトクリームは美味しく山寺の思い出を一層楽しいものにしてくれた。今回の旅で二箇所行けて最高だった |
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▲弥彦山
（H24.10.15）
★天高し越後平野の弥彦山
★秋日射す弥彦神社の赤鳥居
★参道は森閑の中菊祭り
★秋深し林の中の御神橋
★歌碑の立つ万葉の道冷ゆるかな
★下界見せロープウェイ行く秋の山
★弥彦山より佐渡見えて鳥渡る
★日本海見下ろす弥彦山の秋
★茶屋の味噌おでん美味きや弥彦山
★おもてなしの彩の秋弥彦山
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●まずは念願だった弥彦神社を訪れて弥彦山に登ることにした。万葉集の中に弥彦神社を詠んだ歌二首が収められているように、弥彦神社は今から１３００年前に創建されていたという古社である。越後平野を見渡す山頂に鎮座する御神廟は弥彦神社の祭神「天香山命」と妃神「熟穂屋姫命」が仲良く祀られていて縁結びの名所としても知られている。「６３４ｍの弥彦山はハイキング気分でトレッキングするにはぴったり！と秋のすがすがしい空気を感じながら山頂をめざしましょう。山頂からは佐渡・越後山脈などの大パノラマが広がります」と案内ガイドブックに書かれていたので、それを検証することも兼ねて弥彦山へは一気に山頂近くまでロープウェイを使う。空は晴れわたる山頂駅に着いて少し高台の展望台に立てば、北に佐渡島、南に米どころの平野が望めるほどの絶景である。高所恐怖症の妻もこの絶景に触れて来て良かったと繰り返していた。 ●ここから右に行けば多宝山へ、左手に進めば１５分で電波やテレビアンテナの林立する脇を通って東京スカイツリーと同じ高さの６３４ｍの夫婦の神様が祀られている山頂に着く。ここも地元ではパワースポットとして紹介もしている。私は山の茶屋の何も無い屋上の展望台に登って見ると北に佐渡島、南に越後平野とその奥に連なる山並みが一望でき、カメラに収めたがワイドすぎて一こまに収め切れなかった。ここに登る手すりが古びていて掴まるとグラグラするのではないかと嫌な感覚が走った。やはり高いところは風も冷たいので冷え込んでくる。この絶景を脳裏に焼き付けてゆっくりと足元に注意しながら展望台を後にした。体も冷え込んだので下りてから山の茶屋で味噌おでんを食べながら景色を堪能してからロープウェイで下ってきた。この山も手軽に登れて絶景が見られるので往復１３００円でも安いと思ってしまう。実現できたことに感謝あるのみ。 |
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▲秩父高原〜愛宕山
（H24.10.9）
★ブタ草の花咲き乱る河川敷
★畦道に彼岸花咲く刈田かな
★藁葺きの農家を飾る秋桜
★山の秋熊に注意の看板あり
★空晴れて薄の靡く峠道
★山に来て弁当美味き秋の昼
★秋日射す山路を夫婦登り行く
★林間の日に甘えたるアザミかな
★静寂なる山のキャンプ場秋深む
★コスモスや山を目にして癒される
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 東秩父村キャンプ場 |
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 愛宕山654m |
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 愛宕山から大霧山を望む |
 皇鈴山 |
 大霧山と秩父高原牧場 |
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 笠山と堂平山を望む |
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この夏は例年になく暑かったが、昔の人が言った諺「暑さ寒さも彼岸まで」を地で行ったことは間違いない。彼岸が来た途端に台風が幾つも訪れて一気に暑さを消して秋色に染まり始めた。我が家の夏の水分補給をしてくれた山清水も何とか持ったものの１０月に入るや全て使い切ってしまった。笠山へ水を汲みに行くにも天候が悪くなかなかチャンスが訪れず、スーパーで１ケース１２リットルを買う始末。体育の日はよく晴れるというので、ＮＨＫの天気予報を見ながらその前後の青空を期待していた。チャンス到来とばかり、今日は朝から水汲みの仕度をして９時過ぎに家を出る。今日も定番コースの嵐山町の農協販売所に立ち寄って惣菜や野菜を買い、一路、笠山の水汲み場へと車を走らせる。さて、水場に着けば誰もいないので一番人気の汲み場を使うことにした。汲み場には「熊が目撃されたのでご注意」という立て看板もあり、聞こえるのは脇を流れる沢音のみ。この静けさの中で妻と１４０リットル汲み笠山峠を越えて秩父高原牧場へ車を走らせる。秩父高原に着てみれば、すっかり空も晴れ渡りコスモスも咲き乱れ、牧場には牛もいて、観光客もなく長閑なり。我々はそこから二本木峠のキャンプ場を目指した。ここのあづまやで昼食を取るのが常で、今日も昼食やシードを持って行った。日当がたるものの微風でも寒いので車に引き返して車の中で昼食を取った。それからカメラと手帳をもって標高６５４ｍの愛宕山へ向かう。妻と二人でゆっくりと登り１０分で山頂に着く。帰りにコスモスの咲き乱れる秩父高原牧場から笠山の写真を撮らねばと、牧場の有刺鉄線沿いで景色のよいところは全て撮って牧場まで下りて来た。今日一日楽しく過ごせたことに感謝あるのみ。 |
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▲ゲートブリッジと東京港クルーズ
（H24.9.28）
★東京港台風余波の鉛空
★防波堤に台風余波の波頭
★釣り人の髪の毛乱る台風余波
★海風のうなりも強き秋の橋
★秋曇り初めて渡るゲートブリッジ
★昼からの台場賑わう秋の空
★舌鼓うつ料理かな秋の昼
★船に身を預けておりぬ秋の旅
★秋寂し埠頭去りたる沖仲仕
★接岸に旅も終わりぬ秋夕日
 ゲートブリッジ（別名・恐竜橋）  |
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何しろ高齢者は元気である。同窓会で親睦のバスの旅を企画して呼びかけたところ、何と５２名の方が参加することになり、バス一台をチャーターして今年開通した人気のゲートブリッジを見学、昼食は若者で賑わうお台場で楽しんだ。それから東京都港湾局の視察船「新東京丸」で東京港をクルーズした。生憎の台風余波で本来のコースを見る事はできなかったが、素晴らしいクルーズであった。 ★東京ゲートブリッジは、東京港第三航路を跨ぎ中央防波堤外側埋立地と江東区若洲を結ぶ橋梁です。平成14年度〜平成23年度にわたる事業で、平成24年2月12日に開通しました。江東区若洲と大田区城南島間約8kmを結ぶ東京港臨海道路の一部で、全長2,618m（陸上部アプローチ橋を含む）のトラス橋です。 ★東京港クルーズについて、東京都港湾局では、東京港の重要な役割を多くの皆様に知っていただくため、視察船「新東京丸」を運航しています。今日は台風余波で波が高いため、本来のコースヲ外れて運行されました。まず船内は円卓の会議室風の船室で、窓際にはテーブル付き折りたたみ椅子が設置されており、ここでガイドの説明を聞きながらの東京港の数々の埠頭や倉庫群の風景を眺め、東京港が日本でも有数な物流拠点であることを実感させられました。遥か昔、仕事上で芝浦の沖仲仕との団体交渉に立ち会ったこともあり、その人たちは殆ど亡くなっていると思いますが、当時の芝浦、日の出、竹芝ふ頭の風景が懐かしく蘇ってきました。 |
▲皇居と警視庁見学会
（H24.9.25）
★我が国の君主の城や天高し
★石垣に古城を偲ぶススキかな
★露まみれ森の青さの皇居かな
★冨士見えぬほどビル多き秋の城
★宮殿の秋整わぬ都心かな
★彼岸過ぎ初めて渡る二重橋
★睡蓮の堀となりたる城址かな
★空蝉も石垣攀じり旅立ちぬ
★皇居にて団栗拾う見学路
★秋風や皇居の近き警視庁
 富士見櫓 |
 二重橋と伏見櫓 |
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皇居東御苑は一般開放されているので何時でも入れるので、その内に機会が来るだろうと思っていましたが、皇居外苑以外訪れる機会はなく外側から眺めて通過するばかりでした。日本史の好きな私は、江戸城に徳川幕府（1603年）を開いて明治に幕府が江戸城を明け渡すまでの歴史を紐解きながら見学した。 ●家康が江戸に入ったのは1590年 ●征夷大将軍に任ぜられたのが1603年、諸大名に「天下普請」を命じる。「天下普請」幕府が諸大名に命じて行わせた城郭の修繕や河川の改修工事。お金を使わせて諸大名の弱体化を図った。 ●江戸城の大改修工事がスタート1604年 ●五層の天守閣を持つ大城郭となる1607年 ●江戸城の全貌が出来上がる1614年 ●江戸城のグラウンドデザインを任されたのは藤堂高虎で当代一の城造り名人。 ●江戸城跡は、現在皇居になっているが、今あるのは天守台だけである。江戸城に天守が存在したのは260年続いた江戸幕府の中で初めの50年ほどに過ぎない。その短期間のうちに３度も将軍が変わるたびに建替えられた。1657年明暦の大火(死者10万人)で焼け落ちて50年と云う短命に終わった。以後、天守は再建されることはなかった。というのは、戦の無くなった世に天守のシンボル無用の長物と会津藩主保科正之の進言を受け入れて天守が聳えることはなかった。このようなことを頭に入れて城壁を見たが、天守閣が無いものの日本一の城であることを実感した。 ●また、吹上御所の建物や庭園は日本の最高の技術を持って構築されていることもあって緑の風景の中によく溶け込んでいる。 ●次に警視庁の見学である。治安維持の総本山であるので見学場所も限定されるのは止むえないところである。ガイド案内室、警察資料室、110番受付・司令室の３ヶ所の見学であったが、昔の警視庁を訪れた頃より、ここまで開かれたことは一歩前進である。 |
▲震生湖・渋沢丘陵ハイキング
（H24.9.8）
★坂道の木陰涼しき風を生む
★浮雲の群れる丹沢残暑かな
★丘陵の落花生畑も実りの秋
★丘陵の道行く我ら秋を見る
★コスモスや遥かに見ゆる相模湾
★涼風や木立の中の震生湖
★騒がしく蝉の鳴きたる四囲木立
★涼風の眠気を誘う木陰道
★丘陵の草木輝く秋の風
★ハイキング終えて美味きは生ビール
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私が初めて震生湖を訪れたのは昭和３６年５月２１日のことである。当時、中央大学３年生で教育研究会に所属しており、春のハイキングで訪れた。この時の頭の中にある風景は、開発されていない丘陵地帯は畑が広がり、秦野駅まで農家の家があるのみで本当に田舎の田園風景そのものであった。また、震生湖もそれほど整備されておらず、訪れる人も少なく静かな湖だった。 ★昨年１２月の退職者会ハイキング実施のために、１１月１０日宮崎さんと下見に訪れた。秦野駅も昔とは隔世の感あるほど新しく様変わりしており、面食らってしまう。インターネットで調べてきた地図を頼りに、指導標識や行き交う人に道を訪ねて渋沢丘陵に辿り着いた。ここからの景色の素晴らしさには驚く。この素晴らしい景色を退職者会の仲間に是非見ていただこうと昨年の１２月実施日を期待していたが、当日は雨で中止。それから今年の６月に実施を予定していたが、又しても雨で延期となってしまった。今回で３回目の正直で何とかなるだろうと思っていたら、今日も新宿付近に来たら土砂降りであったが多摩川を越えたら青空も見え出し残暑厳しい空模様となった。秦野駅１０時に男性だけ８人が集まったので震生湖へ向けてスタートした。 ★ここは1923年9月1日の関東大震災の際に地震動によって付近の丘陵が200mにわたって崩落し、市木沢最上部をせき止めたことから、沢筋と窪地が湖となったもの。我々も震生湖を一周してから弁財天の社に願掛けをしてから、その裏側にある公園で昼食とした。昼食後は丘陵の道に戻り、渋沢に向かうも炎天下あり、木陰ありで老体には辛いものがある。最後に栃窪自治会館でトイレ休憩をしてから渋沢駅までテクテクと歩いた。昨年探してあった駅前の居酒屋で中ジョッキーの生ビールで乾杯してハイキングを締めくくった。 |
▲笠山峠〜笠山
(H24.８.21）
★雲の峰青田も黄ばむ稲穂かな
★夏空の霞む中にも山の影
★山を背に川遊びする子らの声
★里山に浮雲多き百日紅
★見るからに遠嶺の背中に雲の峰
★山に来て岩清水汲む静寂かな
★山涼し熊出没の警告書
★山神に感謝の祈り木下闇
★緑陰の風吹き抜ける尾根の道
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★何しろ毎日の猛暑には閉口してしまう。それに伴い我が家の汲置きの山清水もどんどんと減ってしまい、昨日ついに使い切ってしまつた。今日も猛暑なので私一人で笠山に水を汲みに行くことになった。笠山の中腹まで林道を走り抜けて水汲み場に来て見れば、毎回来る度に混み合っているのに誰もいないのには驚いた。さらに驚いたのは「最近、周辺で熊目撃情報があったので注意して下さい」という小川町役場の立て看板である。山清水に目をやれば、暑さ続きと雨が降らないためか、どの蛇口も水が細く汲むのには時間がかかること間違いなし。汲み終わるのに一時間近くかかってしまった。そこで今日目指す笠山へ登山すべく、笠山峠へと車を走らせる。炎天下の峠も風の道であることから、それほどの暑さは感じない。ここからは東西の展望が開けるので気持ちのよい場所でもある。久しぶりに一人でのんびりと笠山に向かう。 ★林道の途中で老夫婦に会うと笠山に登ってきたとか。登山口付近で７峰縦走をしている若者二人に出会った。登山から少し行くと山頂までは緑陰の木陰道で風が吹き上げて本当に気持ちが良い場所だ。今日はコルセットして腰をカバーしているので普段通りに歩ける。また、昔からの竹の杖が友で私を支えながら道案内をしてくれるので助かる。笠山西峰も木陰に囲まれているものの北側が開けて展望が聞く。ここでは休まずに東上して東峰の木立の中にある笠山神社で昼食とした。その時に一人の老人が登ってきた。先月、来た時はカモシカの親子を見たとか。また、熊の糞を見たとも話してくれた。彼はそのまま西峰に向けて去っていった。静寂極まる境内でのんびり過ごしてから下山に着くと、先ほど会った老人がサングラスを忘れたと言って山頂引き返していった。 |
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▲秩父高原牧場〜愛宕山
（H24.８.９）
★川堤緑陰ほしき昼下がり
★八月の青田黄ばむ稲穂かな
★川遊びする子の声や水清き
★里山も夏雲多き百日紅
★炎暑にて山の集落人気なし
★夏と云う日射しの強き山路かな
★山々も暑さに萎れ霞けり
★風涼し両手を広げ受け止めぬ
★山百合がキャンプ場跡飾りおり
★緑陰の風吹き抜ける三角点
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 涼しきあづまや |
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 愛宕山の天文台 |
 654mの愛宕山 |
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 東秩父村営キャンプ場
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▲笠山峠〜堂平山
（H24.7.10）
★梅雨晴れや青田広がる一本道
★梅雨晴れ間気持も軽く遠出かな
★梅雨晴れや雲盛り上がる国境
★里に来て青山見ゆる蕎麦畑
★紫陽花の咲く林道の七曲り
★途切れなき山清水汲む静寂かな
★峠路や風の涼しき登山口
★山に来て野イチゴを摘む老夫婦
★静けさや林の中の風涼し
★やっと着いた風の涼しき堂平山
梅雨の季節は山清水を汲みに行く日を設定するのは難しい。天気の状況が悪いので急遽、梅雨晴れ間を利用
して本日実行した。定番コースの嵐山町農協の販売所によって惣菜や野菜を購入して小川町に入る。槻川を
渡って直ぐに左折すると、子供たちの川遊び最適の川原がある。もうすぐ夏休みなので親子ずれの水遊びで
賑わうことだろう。道沿いの細き槻川の細い流がさらさらと涼しさを運んでくる。最近は林道に沿った林が
切り開かれて谷も見えるが笹山と笠山の全景を見ることも出来るので車を止めて写真に収める。
★さて水汲み場に着てみれば、２組が汲んでおり、水場は塞がっていたが、山の奥からホースで引っ張って
いる蛇口が直ぐに終わったのでそこで汲む。今日も笠山峠に車を止めて堂平山に登ることにした。峠は風の
道とあって西から東へと風が吹きぬけていく。妻と新しい山路を登りだす。木立の中なので大変涼しく、道
沿いに野イチゴを見つる。山路はクヌギ林の中を山頂の一角に出るまで続くので、少しでも風があれば、涼
しくひんやりとして気持ちよく、山の気をもらってしまう。山頂の一角はパラグライダーのゲレンデで芝生
となっており、展望もよく風もあり気持ちの良いところだ。
★妻が来る前に山頂を踏みに行く。二人組が山頂から天文台に行ったので山頂は誰もいない。私が三角点に
タッチするも山頂標識は朽ち始めている。写真を撮って帰ろうとしたら山頂標識の直ぐ近くに時計が落ちて
いたので拾ってくる。妻が登ってきたので風通しのよいところに席を作り、農協で買ってきた弁当を広げ、
目の前に広がる景色を眺めながら楽しむ。昼食後、再び天文台に行く。入口にボランティアによる星観測の
ご案内があったので記録して、今年は開放している日に来ようと決めた。その日を楽しみにゆっくりと山を
下りた。
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▲笠山峠〜愛宕山
（H24.6.5）
★水田の青さ広がり梅雨に入る
★水田に早苗も揃い美しき
★風涼し欅並木の木陰道
★栗咲きて男の匂い漂いぬ
★溜池に釣り人数多梅雨の空
★里に来て鶯の声透きとおる
★鶯の歓迎受けて清水汲む
★緑陰のトンネル続く山路かな
★昼飯や山の青葉を楽しみぬ
★天空を彩る山のポピー畑
山の清水を汲みに行ったのは４月１６日だから、何とか５０日間も山清水を持たせることが
出来た。梅雨に入る前に行かないと美味しい水は汲めないので、テレビの天気予報を眺め
ては何時にするか気を揉んでいたが、今日は雨も降りそうも無いので急遽汲みに行くことに
した。定番コースの嵐山町農協の販売所によって惣菜や野菜を購入して小川町に入る。槻
川を渡って直ぐに左折すると、子供たちの川遊び最適の川原があるが、今は桜も終わり緑
一色で誰もいない寂しい風景だ。
★さて水汲み場に着てみれば、我々が汲んでいる蛇口はだれもいない。隣りのホースで引
っ張ってくる蛇口は二人ほどいたが、前の人が直ぐに汲み終わったので、次の人がそこで汲
み出したので、今汲んでいるのは二組だけとなった。驚くなかれ、隣りの蛇口の人は４／１６
にここで会った人である。というのは自動車のナンバーを見たら練馬ナンバーなので美容室
経営者とわかったので声を掛けると向こうも覚えていた。
★今日も笠山峠を越えることにして林道を遡る。秩父高原牧場に来るとポピー開花中という
群れをなしている。今日も二本木峠の「あづまや」で昼食を食べたが肌寒い。美鈴山に入っ
てきたという府中から来た後夫婦に会う。最近、車上荒らしがあるので注意して下さいと、パ
トロールから言われたとか。我々は昼食後二人で愛宕山に登った。既にスミレもツツジも終わ
り何もない寂しい山となってしまった。下ってから高原牧場のポピー畑に行くが、花は既に終わ
りに近いが、大勢の人が訪れて鑑賞していた。車を止めて写真を２枚撮ってから引上げてきた。
最初にオープンした時が一番良かったのでは今でも思う。山を下る途中の集落で花を二鉢買っ
て帰ってくる。
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▲伊豆多賀長浜
（H24.5.30-31）
★駅下りて鶯に耳貸しにけり
★初夏の海を見ながら坂下る
★大木の若葉風吹く社かな
★家廃れ取る人もなき夏蜜柑
★水平線盛り上がる初夏の海
★さざなみや初夏の島霞おり
★稲光り海の闇夜を打ち砕く
★静寂や稲妻走る港町
★浜茄子や防波堤より日の出見る
★朝涼や釣り人の糸垂れたまま
昨年９月１４日、全国高齢者集会で脱原発社会に向けて＝脱原発、自然エネルギー政策で地域の自立＝
と云うテーマで藤岡一昭さんに講演して頂き、私も参加して藤岡さんの目を通した福島原発事故の実態を勉
強させていただいた。それからは新聞を通して原発問題について学んでいるが、故郷に帰れない被災地の皆
さんや、エネルギー問題を含めて５４基の原発の方向性等をこれからどう取組んでいくのか、今の政府や東
電の声が聞こえてこない実態がある。今回、退職者会上部団体学習会で小林晃さんが「福島原発事故とその
後を考える＝最悪の事故を日本再生の契機に」の講演をいただくというので、小林さんの目を通して見た福
島原発事故の実態を知るために参加させていただいた。 ★初夏の伊豆多賀には、これまでも何回も来ているので特別に親しみのある海の景色がある。ホテルでお堅
い学習会だが私にとっては、趣味の世界を謳歌できる場所でもある。今回も受付時間前に付いたので近くの
多賀神社に行き、一人若葉風に吹かれながら俳句を詠んだり、その昔を偲んだりしてから学習会に臨んだ。
★さて、学習会の内容は、過酷事故隠しと安全神話、地震国日本に原発は建てられない、福島原発事故のあ
らまし、放射能はどのように流れたか、住民の被爆と避難、スピーディ不使用は犯罪的、広域ガレキ処理の
問題点、東電役員に責任を取らせる方法、新しいエネルギー政策論議と原発再稼動、再生可能エネルギーで
日本再生を等１６項目に渡りお話しいただいた。２時間では話しきれないボリュームだった。大事なところ
のみまとめた。
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▲武州妻沼・聖天山
（Ｈ２４.５.２4）
★国宝のお寺参りや聖五月
★青葉中参道長き石畳
★緑濃き聖天山の木立かな
★参道を行き交う人に風涼し
★山門の仁王像にも夏は来ぬ
★先人の彫り蘇る寺涼し
★緑陰や寺の彫り物目を奪う
★薫風や祈祷霊場賑わいぬ
★初夏のざるそば美味き門前町
★遠く来て寺の外れは麦の秋
平成１７年６月に妻沼町の聖天山の近くにあるアジサイ寺「能護寺」を訪れた際には、聖天山は修理中なので、
そのまま立ち寄らずに帰ってきた。それ以来、聖天山の詳しいことは調べもしなかったが、最近、平成24年5
月18日（金曜）に国の文化審議会から文部科学大臣に答申がなされ、妻沼聖天山の本殿である「歓喜院聖天堂」
が、国宝に指定されることになったというので、クローズアップされてＮＨＫテレビや新聞にも紹介された。
このことを知り我々も余り混雑しないうちに訪れようということになり、久しぶりに昔の道をたどってやって
きた。
★私の武州妻沼・聖天山の一番の見所と言えば、聖天堂の極彩色豊かな彫刻と貴惣門に施された彫刻及び、貴
惣門の三つ重なる破風である。実際に見て日光と同等の作品に目を見張るばかりだった。
●彫刻は聖天堂（本殿） - 拝殿・中殿（相の間）・奥殿からなる廟型式権現造（日光東照宮などに見られる、
複数棟を一体とした建築様式）の建物である。幕府作事方棟梁の平内政信の子孫の妻沼の名工林兵庫正清の設
計で、子の正信の代まで享保から宝暦10年（18世紀半ば）にかけて数十年をかけて再建されたもので、左甚五
郎作と伝わる「鷲と猿」や中国の故事にちなんだ「七福神と唐子遊び」「三聖吸酸」「司馬温公の瓶割り」な
ど胴羽目に極彩色の彫刻を施す装飾性の高い建築。貴惣門の「龍」と「獅子」も極彩色はなく干からびている
もののダイナミックで力強い彫刻には圧倒される。本殿外壁の彫刻は豪壮華麗で美術館そのものです。
●貴惣門の三つ重なる破風は境内正面入口に位置する高さ18mの銅板葺きの八脚門。屋根を上下二重とし、
下重は前後に2つの切妻屋根を架け、側面から見ると3つの破風をもつ特異な形式の門。持国天、多聞天の像を
左右に配置。妻沼の林正道により嘉永4年竣工、安政2年（1855年）頃の完成。
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▲楽しかった！郷土の会例会
（Ｈ２４.５.２０）
★鼻を突く花壇の百合の香なりけり
★クーラー利く舘の中の埴輪見る
★ガイドいて昔を語る夏舘
★薫風や緑の中の勝願寺
★寂びれたる藩主の墓や木下闇
★脱皮して筍育つ高さかな
★バラの咲く手入れされたる古刹かな
★太鼓打ち願掛聞こゆ春の社
★店先で狭山新茶を進めらる
★鴻巣駅〜クレア鴻巣「埴輪」〜埴輪窯跡〜ひなの里〜勝願寺〜鴻巣御殿跡〜本陣跡〜法要寺〜鴻神社〜古民家
〜旧町名復活の地〜懇親会
★ 郷土の会５班担当が例会として２月２９日に「鴻巣びっくり雛祭り」を予定していましたが、当日は「びっ
くり大雪」で中止となりました。みなさんから鴻巣の集いの希望が強く、今回はテーマを代えて「鴻巣の歴史を
描く」としたハイキングを実施することになりました。１２時までに鴻巣に集合した２５名は３時間半にわたり、
ガイドさんに鴻巣の歴史を紐解いていただきながら、その昔の一部を垣間見ながらハイキングしました。今回一
番うれしかったのは、伊奈学園で一緒に学んだクラスメートで、鴻巣ガイド協会に所属している専科一期の橋本
さん、菅原さん、２１期の奈良さんが案内してくれたことです。この三方は伊奈学園建学の精神を地で行くよう
に卒業後は地元で「中仙道 鴻巣宿」の歴史についてボランティアガイドとして活躍されています。私たちも頂
いた鴻巣についての様々なパンフレットを片手に、ガイドさんに案内されて説明を聞き、知らない町の歴史を垣
間見ながら、その昔に思いを馳せて楽しい一時を過ごすことができました。ガイドさん及び企画された５班の皆
さんに感謝あるのみです。
★さて、ハイキングが終了してから西口の「魚民」で一年ぶりに楽しい懇親会を持ちました。今回は全員で楽し
むというゲームはありませんでしたが、クラブ活動報告や女性の近況報告などもありました。特質すべきことは
松野さんが墨彩クラブで中国・桂林に行き撮ってきた写真をアイパッドで私たちに見せてくれたことです。松野
さんはそれをベースにして作品を作り、近々展覧会に出展するとのことでした。お酒の量も増えてみなさんの口
も滑らかになり、盛り上がったことは言うまでもありません。本当に「郷土の会」の皆さんの絆の強さを実感し
ました。次回は秋に４班が担当し「警視庁見学」を実施することが発表されました。最後に皆さんの健康を祈念
して一本締めで散会しました。
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 勝願寺 |
 勝願寺の山門H23.3.11前 |
 古刹の法要寺 |
 鴻神社 |
▲笠山峠〜愛宕山
（H24.4.16）
★菜の花は帯の如きや川堤
★風優し囲いの中の梨の花
★山吹や小川さらさら囁きぬ
★桜咲く山の釣堀賑わいぬ
★川と川出合う中洲の桜満つ
★林道の行き着く所桃の里
★林道や桜並木の七曲り
★桜咲き寂しき村を明るくす
★里に来て山も華やぐ桜かな
★水仙の花で賑わう峠道
今日の天気は雨が降らないものの朝から靄っている。
何も見えない。定番コースの
に左折すると、川沿いには満開の桜並木がある。ここから山清水を汲みに行く笠山も望めるので、下りて写真を
何枚か撮った。林道は山の集落を抜けて行くのだが、桜が植えられており、今が満開できれいだ。どこの家にも
桜や紫ツツジが満開で春を実感させている。
★さて水汲み場に着てみれば、我々が汲んでいる蛇口に先客がいたので少し待ってから汲み始めた。４０分ほど
で１７２リットルを汲んだ。中腰で汲むので腰が痛くなってしまうが、汲み終えると一仕事したという感覚の安
堵感がある。いつもなら水汲み場も山桜が咲いているのに、今年は寒いせいか未だに蕾すら見せていない。
秩父高原牧場に来るもここも桜は咲いていない。牛たちがのんびりと牧草を食べながら道路わきの囲いで群れをなし
ている。
★今日も二本木峠の「あづまや」で昼食と思ったが寒いので車の中で食べてから、愛宕山に登った。ここは山ス
ミレの群生地なのにスミレが見られないように今年は寒かったのであろう。写真も撮れなかった。帰りに牧場近
くの稜線に「大山祇神社」があるので、妻を待たせて私一人で登って見ると、そこには昭和６年３月に建立され
た石碑がある。ここから北側に愛宕山が見えたのには感激した。愛宕山に何回も登っているが、これまで一度も
写真を撮ったことがない、この稜線に登山道が付いた踏み跡が残っている。下に林道が出来てから変わったので
あろう。今日は新しい発見があり一日楽しく遊べたことに感謝。
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▲お花見ウォーキング
（Ｈ２４．４．１０）
★初めての駅に降り立つ桜狩り
★桜咲く社の池に鯉の影
★日本の美溢れる庭も桜咲く
★花見して心も和む川堤
★華やかな桜を散らす川の風
★首傾げ我を見ている春の鳥
★辛夷咲く川岸に釣り人あまた
★おみなごの笑顔溢れる桜道
★花見して老若男女酔いしれる
★花吹雪明日は寂しき宴跡
今日はいきがい大学春日部学園１４期校友会ハイキングクラブのお花見ウォーキングである。今回は１２名が
桜日和の越谷駅に集まり、成田部長が案内してくれた。 ●越谷久伊豆神社を訪れた。埼玉県の元荒川流域を中心に分布する神社で、氏子としてハイキング部長の成田
さんも関わっている。ここの藤は有名で県の天然記念物に指定されている。その奥に池があって満開の桜を映
している。
●越谷市花田苑は、越谷市が花田土地区画整理事業地区に整備を進めて完成したのが「花田苑」2.1haの広さが
あるという。池泉回遊式庭園として平成３年１０月１日に完成している。この庭園が本格的に作られているこ
とや、珍しくも日本文化伝承舘能楽堂が配置され、単なる市民の憩いの場以上の高尚な精神を感じる場所でる
が気楽に楽しめるところに特色が見られる。素晴らしい庭園なので写真を撮りまくった。
●新方川の桜堤は、古くは千間堀と呼ばれ、新方領の農業用水路で新方沼の干拓に伴って開削された悪水路だ
ろうと言われている。新方川の桜堤は満開なのに行楽客が少ないのが最高。ゆっくりと花や川の景色を楽しむ
ことが出来た。また、川向こうに見える清掃工場もモダンな建物で展望台もあって市民に開放されているとか。
●「キャンベルタウン野鳥の森」は、越谷市とオーストラリアのキャンベルタウン市との姉妹提携10周年を記
念して1995年にオープンし、鳥と数種の動物が飼育されている小動物園。面白かったのは人なれしたアカビタ
イムオウムの「ハローハロー」の繰り返しだった。
●桜狩は北越谷駅近くの元荒川の桜堤。元荒川は、熊谷市の荒川東岸付近の湧水に源を発し、行田市・鴻巣市
・久喜市・桶川市・蓮田市・白岡町・岩槻・越谷市で中川に合流する川である。北越谷地区の元荒川の桜並木
は、北越谷第五公園から大沢橋までの左岸約2kmに約400本の桜並木が整備されているという。些か歩き草臥れ
たことや花見人の多さに感動も薄れ気味で写真を撮るに終わってしまった。終わりに今日一日楽しく過ごせた
ことに感謝！
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▲お花見ウォーキング
（Ｈ24.4.9）
★心地よき桜日和のウォーキング
★満開の桜をバックに記念写真
★花見して今日の幸せ確かめる
★桜みて絵
★花見して宴の世界老人会
★咲き満ちて川面に映る桜かな
★川べりに桜連なる散歩道
★美しき風車を回す桜風
★石碑立つ城跡偲ぶ桜かな
★桜見て異口同音の褒め言葉
伊奈学園専科校友会合同第３回ウォーキングは、桜日和の下、大宮公園周辺の花見しながら実施しました。
この企画は、前専科一期玉置校友会会長が発案し、専科校友会合同事業として３月に呼びかけて実施したも
ので、当日まで何人参加してくれるのか心配でした。東北線
も二期生も入り混じって、最初に大宮市民の森を訪れました。
★まずは表門入口で記念写真を撮ってから１１時まで園内の自由散策を楽しみました。園内の桜が満開とは
いえ、少ないことが気がかりでした。次に見沼公園の一角にある青い桜（ウコン桜）を見に行きましたが、
まだ蕾の状態で引返えして、桜に囲まれた見晴公園の風車を訪れました。いつもなら風車の前に菜の花畑が
広がっているのに、今年はありません。
★見沼代用水路西縁に沿って桜を見物しながら東武野田線脇まで歩き、近くにある土呂の地蔵堂（土呂村領主
旗本初鹿野氏が墓守堂として建てられたもの）を見学してから、線路を渡って見沼代用水路西縁に戻り、更に
南下して寿能城跡のある寿能公園を訪れて、その昔を偲びました。ここまで来ると、みなさん腹ペコなので大
宮第二公園で昼食とすべく急ぎ足となってしまいました。
★大宮第二公園の梅は有名で専科一期の俳句クラブも毎年吟行に訪れています。今は桜が梅に取って代わり、
桜が満開で我々を出迎えてくれました。私たちもお年寄りの集団ですから、歩き出して２時間も桜狩してここ
まで来ると、みなさんヘトヘトに歩き疲れてしまいました。桜の花が枝垂れる下での昼食は本当に美味しかっ
たことは言うまでもありません。昼食後、ここで解散し、それぞれが自由に周辺を散策してから大宮駅に向か
いました。終わりに今日一日楽しく過ごせたことに感謝！
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▲小江戸めぐり佐原
（H24.2.20）
★春雨に旅人僅か佐原かな
★春雨や昔の佐原寂れけり
★酒蔵に雛人形を飾りおり
★春雨や古き土蔵の塀黒き
★梅も咲く伊能忠敬の旧居かな
★舟運の名残りある春の川
★小野川に春雨煙る舟着場
★赤レンガの銀行跡や春の雨
★旅先で竹細工買う弥生かな
★春雨や山車も寂しき祭りあと
 小野川川岸に連なる古民家 |
退職者会のハイキングクラブは年４回ほど事業を計画・実行しているが、昨年は４回計画したものの、東日本
大震災直後の「小江戸めぐり佐原」を中止してしまった。それから６月に神代植物公園を実施したのみで、後の
２回は雨天のため中止となったので、昨年の事業実施は１回のみで終わってしまった。今年の最初のハイキング
は昨年中止した「佐原」である。今回も天気であってほしいと願ったものの、最近の天気のリズムが週末は雨と
なる場合が多く、今回もすっきりしない小雨模様の天気となってしまった。じゃんじゃんぶりなら中止という選
択肢もあったが、雨が早朝に止んで日中は曇りということなので実施することとなった。しかし、佐原の駅に降
りて見れば、雨模様で出端を挫かれてしまった。こんな天気なのでどれ位の人が参加する気になっていたが、８
名の方が参加してくれた。
★ＪＲ
ど寂れている。まずは東薫酒造を見学する。ここの説明者の話だと、昔の佐原は酒造が盛んで、それを江戸に持
って行き、帰りに江戸のものを持ち込んでくることで商業の町として栄え、三菱銀行の前身が支店を出したほど
栄えていたという。また、お酒を造る杜氏（仕込み人）は、日本で南部杜氏、越後杜氏、丹波杜氏を三大杜氏と
言われており、ここは南部杜氏で日本杜氏会会長の及川恒夫さんが仕込みをしているという。一粒のお米を細か
くするほど旨い酒ができるように、それによって酒の種類や値段が決まっていくと言う。吟醸は米を３０％以上
潰して造るお酒とか。また、ここは北総の大地の水がよい所でもあるので美味い酒ができるという。帰りに土産
に佃煮を買って後にした。
★古い町並みの見学に入るが、建物に住んでいることもあってＰＲしているほどのこともなく保全が今ひとつ。
与倉屋大土蔵も明治以降にセメント作り。小野川に近いので最初は酒、次に醤油、次に米などの倉庫であったが、
今はコンサートに貸し出ししているだけとか。小野川に出ると、目の前の川向こうに伊能忠敬の旧居がある。
しかし、今は昨年の地震で屋根が壊れてしまい今は閉館している。その前の樋橋（別名ジャージャー橋）は時間
が来ると川の水の浄化の一環として橋げたから水が川に流れ落ちるのだ。運よく写真もとれたので良かった。
伊能忠敬記念館に立ち寄ったが時間が無いので展示会場には入らず。忠敬橋を渡り、先ずは土蔵の中を見せてい
る植田屋荒物店に入り、土蔵を見せてもらう。太い天井の梁に驚く。それでも屋根が昨年の地震で壊れたとか。
帰りに竹のスプーンを買う。
★その先が赤レンガの元三菱銀行（今、ネットを張り工事中）で隣にある佐原町並み交流館の会議室を利用させ
てもらい昼食とした。ここは観光案内センターなので佐原の歴史や産物が展示されており、見学者にとっては勉
強になる。雨降る中、今度は八坂神社に行きオープンしている山車会館を外から見て、また、小野川に戻る。何
しろ目に付くのは川沿いの民家の屋根がこの前の地震で壊れたところが多く、今でもブルーシートの屋根が多い
のが気がかりだ。佐原も小野川に沿って古民家が立ち並び小江戸の風景を残しているものの、小江戸川越や小江
戸栃木に比べて少し寂れしすぎているのではと思うのは私だけであろうか。雨降る中のハイキングは心も体も湿
りがちであった。お疲れ様でした。
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▲笠山峠〜笹山
（H24.2.20）
★雪富士を我にもてなす上尾橋
★雪被る浅間も見えて春近し
★北方の国境なる雪嶺かな
★春を待つ榛名の山も雪帽子
★今日もなき赤城颪や山霞む
★懐かしき上州武尊深雪かな
★雪筋の男体山に雲一つ
★笠山に雪あるらしき青き空
★寒林も透けて寂しき山路かな
★氷柱張る滝下の山清水汲む
 北方の国境なる雪嶺かな 先週、雪が降ったので林道の凍結など考え汲みに行けず、スーパーで水を二箱も買ってしのいだ。今日はお天気もよいので昼間ならば雪も溶け出しているのではと思って、スリップのことも考えてチェーンを持って出掛ける。林道に入るや驚くなかれ雪はなかった。１６０リットルを汲むのに時間がかかったが、山清水は意外にも温いのでびっくりする。笠山峠までは小川町の管轄で雪掻きされているようだ。我々も峠で昼食を食べることにして峠へと車を走らせる。所々、山陰には雪が解けて凍りついたところもあるものの、轍のところは解けているのでそろりそろりと走らせて通過した。峠までは本当に雪がなく快適なドライブであった。峠周辺には雪が残っていた。昼食後、妻を残して笹山に登ることにして山に取り付く。本当に簡単に登頂できる山だが、今日は山陰にある道は残雪が結構残っており、足を滑らすこともしばしば。やがて林の隙間から左手に笠山の山頂にある社まで望めるも雪はなし。一つのピークは過ぎてまもなく臼杵山である。やがて風もなく温かな明るい笹山山頂だ。ここからの眺めよし。笠山、その奥に北方の国境なる雪嶺がはっきりと見える。南に西に登った山々が見える。一人で山頂の景色を楽しんだ後、妻の待つ峠に下ってきた。車の中にいるとポカポカと暖かくて昼寝したくなる昼下がりだった。 |
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▲野沢温泉レクスキー
（H24.2.10〜12）
★遠く来て雪の感触楽しぬ
★雪化粧して杉木立静寂なる
★樹氷せし重さを耐える山の木々
★樹氷林いにしえよりの続きかな
★見事なる言葉要らずの樹氷かな
★新雪にシュプール描き振り返る
★粉雪や鼻歌も出るスキー滑降
★キッズパーク子らで賑わう雪遊び
★スキーリフト若き日の我懐かしむ
★寒夕日麓の部落輝きぬ
３年ぶりのレクスキー参加である。そのため昨年３月からウオーキングして参加に備えた。我々はフリークラ
スである。天候が悪いがゴンドラ・リフトを乗り継いでやまびこゲレンデに行く。３年ぶりの滑りに自信が持
てないので、ケガをしないことをモットーにゆっくりと新雪を蹴散らして滑るもギコチナシ。しかし、体が覚
えていて慣れてくると次第に昔の滑りが少しずつ繰り出せるようになった。昼食に上の平〜パラダイス〜林間
コースと楽なコースをこれまでの滑降技術を確かめながら下ってくる。午後は樹氷の美しい湯の峰ゲレンデで
一人遊びしながら俳句を詠みながら楽しみ、みんなに合流してパラダイスゲレンデの茶屋で一休み。ここのお
汁粉は最高にうまい。皆さんはユートピアコースに行くが私は林間コースを下り、日影ゲレンデ５時まで滑っ
てしまった。
★翌日は、昨夜も雪が降ったのでスカイラインを滑るというのでフリークラスの皆さんについていく。ロング
コースで雪質がよいので飛ばさなければ何とかなると思って滑り込むが、意外にもブレーキがかかって膝の筋
肉が突っ張ってくるのには閉口した。一気に滑りたいが、草臥れ何回も休むはめになってしまった。午後から
は小山敦子さんのクラスと一緒に湯の峰で滑る。青空も覗き出し樹氷が素晴らしいので写真を撮りまくる。危
うく４時近くなったので中間駅からのゴンドラ乗車に焦ってしまったが、何とか乗ることが出来た。帰りに林
間コースから夕日が望め暫らく眺め下りてから今日も日影ゲレンデで２本、連絡リフトを使って長坂ゲレンデ
を滑って今年のスキーは終えた。３年ぶりだがそれほど滑走能力も劣化していなかったのでホッとし、また、
来年も滑りたいという気持に駆られた。今宵も１２時までコンパで楽しみレクスキーは終わった。
★３日目は別紙のとおり日本スキー博物館を訪れた。
 小毛無山ゲレンデ |
 上の平ゲレンデ |
 やまびこゴンドラ駅前にて |
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 二日目午後やまびこゴンドラ駅前 |
 二日目午後湯の峰ゲレンデ |
 湯の峰ゲレンデ |
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 チャレンジコースを望む |
 伊勢宮ゲレンデ |
 長坂ゲレンデナイター |
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 日本スキー博物館 |
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▲鎌倉〜伊豆山〜箱根
（平成２４年１月１７〜１８日）
★凍て空や朝の忙しき旅支度
★年明けて空も春めく霞かな
★鎌倉や古都賑わいぬ初詣
★牡丹咲く寺の寂しきお池かな
★江ノ島の海を賑わす冬怒涛
★金色に海を染めたる冬日かな
★露天湯の庭に咲きたる大島椿
★初日の出海を焦がして輝きぬ
★箱根路も雪を残して美しき
★雪富士や妻も喜ぶ十国峠
我々夫婦が一泊旅行に行くのは一年ぶりのことである。年明け早々に温泉に行こうと妻が言い出したので行き
たいところを企画して予約を取れば、後は全て私の負担でいいよと話していた。妻はお天気が続きそうな日を選
んで、お部屋が広く、海が眺められる伊豆山のリゾートマンションホテル「ラビスター伊豆山」を予約した。
ここは現職時代に職場の厚生会が二部屋借りていたので何回となく利用したお気に入りのホテルである。当日は
曇り空であるが青空も覗く空模様。川口から首都高に入り鎌倉の朝比奈インターまで飛ばした。鎌倉では鶴岡八
幡宮で初詣。懐かしのホテルについた。フロント案内された部屋は、在職時代に職場の厚生会で借りていた部屋
なのでうれしくなってしまった。二日目、６時５３分のひので日の出を見る。１０時過ぎチェックアウトしてか
らＭＯＡ美術館の裏側を通って姫沢公園を経由で箱根峠に着くや北側に富士山が見え出したので妻は大喜び。
昨日から、初詣よし、日の出よし、富士山の眺望よし言葉はいらない。恩師公園まで一気に走る。恩師公園から
の富士山の眺めがすばらしい。私も富士山を写真に収めた。展望館の２Ｆから見る芦ノ湖、富士山と箱根駒ケ岳
に言葉は要らない。 今日は残雪のことも考えて箱根神社から竜宮殿まわりでは行かず、交通量の激しい県道を
走り、小田原の鈴広まで走り下ってくる。鈴広で蒲鉾、山葵のりを買い、ここの一角にある甘味処でおはぎを食
べて昼食としてしまう。腹ごしらえも終わったので最後に定番コースの山安によって魚の干物を買い、一路、昨
日来た道を引き返し鎌倉手前のガソリンスタンドで補給して帰ってくるが、今日はどうしたことか渋滞に巻き込
まれずに６時半過ぎには我が家に着いた。本当に楽しい旅だった。
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▲谷中七福神めぐり
（平成２4年１月9日）
★初春やシニアの集う田端駅
★七福神めぐりして我願かけぬ（東覚寺）
★ぞろぞろと人の行き交う七福神（青雲寺）
★朱印帳開く笑顔や福詣（修性院）
★冬日射す七面坂の眺めかな
★福詣裏道多き谷中かな（長安寺）
★雪吊りの囚われにあり松二本（天王寺）
★椿咲く寺や無人の能舞台（護国院）
★新春の笑顔ふりまく巫女ふたり（不忍池弁天堂）
私は２班を代表していきがい大学春日部学園１４期校友会２３年度役員を引受けた。何しろ校友会を盛り立て
るため、２班の班活動は一切行わず校友会企画の行事に参加することをモットーにこの一年間活動してきた。
今日の「谷中七福神めぐり」も当初は、企画部とハイキングクラブ共催と云うことで多くの会員の交流の輪が
広がればよいという企画部の発想で企画された。それに従って理事会でも説明されたし、それに基づき募集の
チラシも配布された。２班はそれに基づき４名が参加することになったのであるが、昨年の暮れ、突然、校友
会会長から俺は話を聞いていないなどと言って、何の説明もなく一方的に共催を取り消すとのメールが入って、
何も知らない我々は何故と戸惑うとともに、会員のために企画したものを協力することなく一方的に取り消す
というので、私も怒り心頭に達し、企画部長がこの計画を理事会で説明しているし、全役員にメールをしてい
るので、そのメールの写しを添付して会長は次回の理事会で説明せよとメールを送った。会長は私のところに
電話が入り、史跡めぐりから抗議を受けたとのことで取消をしたらしいが、企画部長が史跡めぐりに共催を申
し入れたら断られたのでハイキングと共催にしたということが理事会で明らかになった。断ったのならば企画
部が何をしようが難癖をつけるなどとはもってのほかであり、会長に抗議する資格もないのである。この理事
会の話のやりとりで役員の保守的な考え方が見えたので、これ以上深入りしないことを決めて、自分なりにこ
の問題に対処することにしてこのようなゴタゴタを班員に伝えず気持ちよく今回の参加となった。 ●この谷中七福神巡りには他のクラブで何回か来ているが、２班の仲間とは初めなので会えることを楽しみに
していた。大宮駅から田端駅まで各駅停車でゆっくりと行く。田端の駅に着いてびっくりしたのは以前とは変
わって駅舎が改装されてエスカレーターで改札口に出るようになったことだ。改札口の外は風の吹き抜けで寒
いので駅舎の中で集合時間近くまで仲間を待ち、集まったところで改札を出でる。そこには驚くなかれ、旅行
会社の谷中七福神巡りの団体が何組もいるではないか。確かに個人個人で参加できるシニアのニーズとして旅
行会社が企画したものであろうが、これでは七福神巡りも混雑するのも納得がいく。案の定、どこのお寺さん
も混雑していてゆっくり見ていられないし、写真なども自分たちでだけでというわけにはいかなかった。それ
でも大勢の人が楽しめれば大いに結構なことだと思う。我々はハイキング部外の仲間として参加させてもらっ
たことに感謝あるのみ。来年から校友会会員ならどなたでも参加ＯＫというのでこれからも参加したい。 ●さて、七福神を参拝すると７つの災難が除かれ，７つの幸福を授かるといわれ昔から続けられている。「谷
中七福神めぐり」は江戸一番の古い七福神めぐりでその起源は、江戸中期まで遡るとか。★東覚寺〜福禄寿・
ご利益は「人望」。赤札仁王尊のすぐ奥が東覚寺。ここはお金があるお寺らしく新しい建物があったり、整備
されていて清々しい。★青雲寺〜恵比寿・ご利益は「正直」。本堂の前に植えられている二本のしだれ梅が咲
いたら本堂を飾り立てるに違いない。★修性院〜布袋尊・ご利益は「大量」。ここの特徴は寺を取り巻く壁に
は、ふくよかな布袋尊の絵が並んでいることである。★長安寺〜寿老人・ご利益は「長寿」。本堂に上がって
左手に比較的高い位置に寿老人が祀られている。お堂の外には粘板岩で出来た小さな石碑や十六羅漢が祀られ
ている。★天王寺〜毘沙門天・ご利益は「威光」。谷中の墓地の奥にあり、雪国ではないのに雪吊りがあって
松を保護しているのには驚く。天王寺は室町時代の創建と言われ、都内有数の古刹。★護国院〜大黒天・ご利
益は「富財」。ここは敷地も広く大木の多く寺院らしい雰囲気を醸し出している。★不忍池弁天堂〜弁財天・
ご利益は「ご利益は愛敬」。1625年天海僧正が比叡山延暦寺にならい、上野台地に東叡山寛永寺を創建。不忍
池は琵琶湖に見立てられ、竹生島に習って島（弁天堂）を築き、竹生島宝厳寺の大弁財天を勧請してお祀りし
たと言われている。
 田端駅 |
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