●10日まずは日の出ゲレンデの初心者コースから安全運転で滑りだす。最初は慣れないので力が入ってしまう。ぎこちないが何とか滑り下りるとほっとする。二回目からは急斜面では無理だが、緩斜面で昔の滑りを思い出してはそれに近いものへと近づけて行く。それを何回も繰り返して緩斜面では昔の感覚に近づいたことは言うまでも無い。 ★午後からは7名で集団行動することにして、まずは日の出ゲレンデから天狗ゲレンデに滑り込み何回滑ってから裏太郎ゲレンデに滑り込む。裏太郎ゲレンデを一気に滑り下るなんて昔では考えられない。それほどコースが平板に整備されている。根子岳をはじめ景色のよさにしばしば休んでは写真を撮る。私の好きなファミリーコースも滑る。ここは上から一気に滑り下るのが最高に気分よし。白金ゲレンデも雪が少なかったが快調に滑れた。帰りは白金コースの途中からカラマツの林道を滑り日の出ゲレンデに出て切り上げた。 ●11日日の出ゲレンデ〜天狗ゲレンデ〜裏太郎ゲレンデ〜白金ゲレンデ〜奥ダボスゲレンデ〜ファミリコースを滑る。今日も晴れ渡る天気で眺望も素晴らしく、滑りを楽しむことをさし置いても写真撮影や俳句を詠むのに一日忙しくなりそう。平成21年港区民スキー大会に参加する6人は天狗ゲレンデでポール練習をする。私は日の出ゲレンデで若き日の自分の滑りへと近づけて行く。緩斜面ではそれに近い滑りに戻ってきたが、急斜面では大回りとなってしまい直線的に滑れない。これも踏ん張りの利かないこともあって仕方のないことだ。また、アイスバーンではエッヂも流されてしまう。一人で滑っていると自分の滑り以上のことはなく、惰性になりがちとなってしまう。 ★午後からは皆さんと別れて、私は一人で奥ダボスゲレンデの長いコースを滑ることにした。天狗の頂上に立てば、雪の少ない根子岳や四阿山がすっきりと望める。昔はスキー教室に来るたびに天気のよい日には、安田さんや井口さん達と登山して遊んだものだが、今はその気力もなく、ひたすら若き日の滑りに近づこうと懸命に滑りを繰り返すのみの自分となってしまった。一人でまた一気に裏太郎ゲレンデを滑り下る。このゲレンデには廿楽さんや犬山さんをはじめ、様々な思い出が残されているが、全てが忘却の彼方に忘れさられて行こうとしている。思い出の中の人たちはどんな人生を送っているのだろうか、知るよしもないが幸せであってほしい。奥ダボスの長いリフトを使って蘇ってきた、若き日の滑りで何回も滑り下る爽快感は応えられない。というのは長いコースだが斜度もきつくなく平均的なバーンとなっているので滑り易く私好みのゲレンデある。そのため二機の間のゲレンデはポール用として使われており、ここでクラブの人たちはポールを楽しんでいる。一般の人にとっては迷惑なところもあるが、そういう楽しみ方もあるので致し方あるまい。私も終了時間を気にしながら何回も滑る中であれこれと技を繰り出して昔の滑りに近づいたことは言うまでも無い。今度はファミリーコースの東京都スキー連盟準指導員検定講習会ゲレンデが開放されたので5回ほど滑った。このコースも奥ダボスコースと同じなので滑りやすく大好きなコースである。ここで滑ると自分の滑りも上達したのではないかと思ってしまう。帰りも一本おまけと白金ゲレンデを滑り、最後は途中から林間コースを滑って日の出ゲレンデに帰ってきた。 ●12日は日の出ゲレンデ〜天狗ゲレンデ〜カモシカコースを滑る。今回は私も平成21年港区民スキー大会運営のお手伝いをすることになったので最初からガンガン個人では滑れない。それでも本部テントの立上げやコース設定が出来るまで東京都スキー連盟準指導員検定講習会ゲレンデを三回ほど滑ったが快調そのものだった。私の仕事はスキー選手でゼッケンを取りに来ていない人が相当あるので確認しながら渡し、また、ここに返すことを伝えるだけなのだが、参加者42名の全員が取りに来るまで本部にいなければならず、その間は滑れなかった。港区役所スキー部チームでは女子3部では、武井真江さんが優勝し、小山敦子さんが3位に入賞した。また、男子ジュニアでは武井真江さんの息子さんが優勝した。清水、西脇、村上君たちは着外という結果に終わった。今は大会のコース設定から記録まで菅平スキー指導者協議会が委託で請け負ってくれるので簡単に大会ができて、手軽にポール競技を楽しむことができるのがいい。ただゲレンデを滑ることが飽き足らなくなってきたらポールに向かうことはワンステップ上がることになるのでいいことだと思う。 ★大会も終わった頃から天気も悪くなってきたが、リフトに乗る回数も少なかったので小山さんと二人で何回滑ったものの雪が降りだしたこともあって日の出ゲレンデに引き上げて最後の滑りを楽しんだ。天気が悪くなると疲れもどっと出てきてスキーコントロールも怪しくなり、単に流して滑るようになってしまったので切のよいところで引き上げてきた。
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