●日帰りバス旅行=10/31
松代町史跡めぐり=
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大宮で久しぶりに専科一期のクラスメートに会う。そこには笑顔と会話が弾み楽しい旅を予感させてくれた。参加者は57名です。旅好きの私は個人的にも松代町の文化遺産や遺
跡の見学には期待していた。好天には恵まれなかったものの、今回も旅で得たものは大きかった。
★松代大本営跡は、太平洋戦争末期、本土決戦に備えて極秘のうちに大本営、政府各省庁
等を松代に移すという計画の下に構築された遺構群です。日本(当時の大日本帝国)の国家中枢機能移転のために長野県埴科郡松代町など(現在の長野市松代地区)の山中に掘ら
れた地下坑道跡。象山、舞鶴山、皆神山の3
箇所が掘削された。また舞鶴山地下壕付近の地上部には、天皇御座所、皇后御座所、宮内省(現在の宮内庁)として予定されていた。
この工事には、多くの朝鮮人労働者が動員され、過酷な労働を強いられた。しかし、その犠牲者などについてはほとんど明らかにされていない。馬鹿げた遺構を見て、山本五十六
海軍総司令官は国際的な観点から見ても物資の乏しい日本は負け戦であることが判っていたが反対しても抗しきれなかつた悲劇を垣間見る思いがした。
★池田満寿夫美術館は岡本太郎「太陽の塔」、丸木位里「原爆の図」、池田満寿夫「草の上の劇場」の三人は私が好きな画家である。共通点は世界で大きく評価されているが、個
人の独創性や強烈な想像性を毛嫌いする保守的な日本画壇では正等に評価されていないことである。そのようなところが私の反骨精神をくすぐりファンである由縁でもある。特に
池田満寿夫の作品を見ているとピカソに通じるところもある。池田満寿夫美術館は、長野市出身の国際的芸術家の名を冠した唯一の美術館、として、信州・長野市最南端にある真
田十万石の城下町、松代町に1997 年4
月開館。この美術館は栗のお菓子で有名な竹風堂が スポンサーとして運営している。(岡村)
松代城址